『Triple.fi 10 PRO』購入直後はゴミだと思ってた…

このイヤホンほど、購入当初から化けたものはない。イヤホンは育てると音が変わると実証してくれた。いたる所のレビューサイトで大本命で名機のTriple.fi 10 PROについて、カスタマイズも含めて書いていこうと思います。

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購入当初は、「完全にハズレだわTriple.fi 10 PRO…」と思っていた…

このイヤホンを購入して3年目に突入するところですが、正直な所、Amazonやイヤホンのレビューサイトなど所々で大絶賛の嵐だったのにつられてAmazonで購入し、楽しみな気持ちMaxで最初にこのイヤホンの音に触れた時は「なんだよこれ。クッソ音こもっているしウンコじゃん。バカな買い物したわ…」と思っていました。

TripleFi-10-Ultimate-Ears

TripleFi-10-Ultimate-Ears2

その当時、前にこのサイトでもレビューをしましたが、

『ER-4S』イヤホンで迷ったらひとつ持っておいて損はない名機。

「ER-4S」Etymotic Researchをメイン機として使っていた僕としては、解像度が抜群に高い「ER-4S」に比べ圧倒的に“こもっている”イメージしか抱けなかったのです。

そしてエージングはしたものの、それほど抜群に音の変化が見られなかったTriple.fi 10 PROは一緒に購入した、

こいつのインパクトには負け、メイン機はゼンハイザーのie80とEtymotic ResearchのER-4Sに決まりました。完全にTriple.fi 10 PROは蚊帳の外であり、部屋のオブジェと化していました。

そんな時、「Triple.fi 10 PRO」はリケーブルにより完全に化けるという情報が耳に入る

どうやら、このイヤホンはそのままの状態ではその真価を発揮できない模様。またもやネットでの情報を鵜呑みにしてAmazonでリケーブル用のケーブル、

ポチッとを購入しました。

Null-Audio-Studio-Lune

なんかケータイのストラップみたいな素材だ…。

Null-Audio-Studio-Lune2

ジャックピンはちょっと高級っぽく見える。

Null-Audio-Studio-Lune3

差込口はいたってシンプル。

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早速交換してみる

TripleFi-10-Ultimate-Ears3

結構頑丈に挿し込んであるので、グニグニゆすりながら外した。イヤーチップは気が付けば、だいぶ汚くなっているので見なかったことに(笑)そして、その穴に購入したLuneケーブルをぶっさす!

TripleFi-10-Ultimate-Ears4

こんな感じになった。

TripleFi-10-Ultimate-Ears5

上出来、上出来。

イヤーチップはコンプライ社製のTX-500に交換するのがよい

『ER-4S』イヤホンで迷ったらひとつ持っておいて損はない名機。

この時も書いたけれど、イヤホンはイヤーチップひとつで音や装着性がガラッと変わるので少々高いけれど、絶対にコンプライ社製のものを使うべき!と思ったので、

これをポチッと購入。

Comply コンプライ イヤホンチップ Tx-500

純正のイヤーチップ。別にこれでも構わないのだけれど、どうしても遮音性や鳴りが変わるので交換したい。

Comply コンプライ イヤホンチップ Tx-500-2

無事、届いた。昔購入した時はパッケージなんてなかったんだけれど、結構しっかりしたパッケージになった。

Comply コンプライ イヤホンチップ Tx-500-3

光が反射してしまって見づらいけれど、パッケージを開くとこんな感じ。

Comply コンプライ イヤホンチップ Tx-500-4

ご丁寧に取り付け方が書いてある。

Comply コンプライ イヤホンチップ Tx-500-5

5ペアのやつがコスパ高いみたいなので5ペア=10個を購入。

Comply コンプライ イヤホンチップ Tx-500-6

500-TXはグレード高いやつでホコリがイヤホンに入らないように薄いカバーがチップについているので汚れない。結構長く使っていると気がついた頃にはイヤホン垢まみれになっていてひいた事があったので、この薄いカバーは非常に嬉しい。

Comply コンプライ イヤホンチップ Tx-500-7

付け替えたら非常に強そうな感じになった。神々しい。

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早速聞いてみると電気が走った

ぬ、抜けた!音が突き抜けた!かなりこもり気味のクソイヤホンだと思っていたこのイヤホン。ヤバい。高音の鳴りもいいし、低音もよい。グルーヴがよく利く。

ケーブルひとつでここまで変化するとは。

過去にリケーブルはHD650を断線をきっかけにリケーブルした時も3万円もしたケーブルだったのでそれはそれで値段相応ぐらいに変化して驚いたがコレは別格。ここまでイヤホン変わるのかよっていうぐらい生まれ変わった。

その変化ぶりには感動さえする。

クソイヤホンだなんて言って放置してすいませんでした。やはりあなたは名機でした。どこぞの有名なアーティストさんが世界三大イヤホンに挙げただけのことはあります。

音楽が楽しくなるね、このイヤホン。

「ER-4S」はその透明度、再現性の高さから音に楽しみみたいのが感じにくくい別ジャンルのイヤホンだったけど、このイヤホンはまさに音を楽しむにふさわしいイヤホン。

「ER-4S」がノンボーカルのJazzやClassic、エレクトロニカを得意としているのに対して、こっちは断然バンド音。ボーカルありのロックなんかを聞いたりするとその効果を最強に発揮する。

高音は響き、低音もいい感じ。音の一つ一つがバンドの音を作り上げているのがわかる。One For Allって感じですよ。ひとりはみんなのたーめに~♪ですよ!

まとめ

イヤホンとは、購入した時が一番音の状態が悪い事は知ってはいたけれど、僕が考えていたのはエージング程度の知識で、購入してから、

Test & Burn in CD

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これを200時間ほど流すぐらいしかしてこなかった。

もちろん、これだけでも音がいい感じにはなっていたのだが、どうにもTriple.fi 10 PROはその音のこもりが気になって気になって仕方がなかった。

そしてリケーブル。

その行為によってここまで化けるイヤホンだとは。

もし、高いイヤホンを購入して、思っていた音よりもはるかに下に感じ、がっかりしたなら、そこでそのイヤホンを見捨てず、まずはイヤホンチップを交換してみる事(ER-4Sはこれで抜群に良くなった)。そして次にリケーブル、つまりケーブルを交換してみる事。

そこまでやってからそのイヤホンは自分に合うのか合わないのかを決めたほうがいいのだなと今回学びました。

このイヤホンに出会えてよかったわ。学べたし、音も素晴らしい。

当分の間はER-4SとSENNHEISER IE80(こいつについても近々レビューするつもりです)、そしてこのTriple.fi 10 PROの三種の神器でジャンルによって使い分けながら音楽を楽しみたいと思います。

もちろん、ヘッドホンも大好きなんですが、夏の季節になるとどうしてもイヤホンを優先してしまいたくなるのです。これからもっと暑くなりそうなので、イヤホンライフを堪能したいと思います。

ではでは。

…あ、今回のイヤホン、僕が購入した時は「Triple.fi 10 PRO」っていう名前だったんですが、ロジテック社に買収されまして、名前が「TF10」になりました。性能などは全く同じものですのでお気になさらずに。「10pro」って呼ばれるのが一般的かな。

それにしても、だいぶ安くなったよな「Triple.fi 10 PRO」。Amazonで今の値段を見ちゃうと昔の値段が法外に高かった気しかしないや…。

にゃんこ先生
にゃんこ先生
イヤホンスパイラルに陥るとお金が湯水のごとく…気をつけるにゃ!
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