『勉強をヤル気にする親・ダメな親』を3回読んだがオススメ出来ない

勉強をヤル気にする親・ダメな親


著者:萩本悦久
出版社:第三文明社
出版年月日:2005/07/03
ページ数:100
ISBN-10:447603280X

『勉強をヤル気にする親・ダメな親』というタイトルを見て、これは僕が求めていたものなのではないか!?と読んでみる事にしました。…というのも、先日同窓会に参加し、久しぶりにあった同級生が僕に連絡をくれる事が増えたのですが、大抵は悩み相談です。

昔、人の悩みを聞いて一緒に解決していくという事を仕事にしていたのもあって、身近な人には打ち明けられないような話もしやすいのでしょう。ま、僕は引きこもり同然なので、どのコミュニティーにも属していないし、僕から誰かに秘密がバレるという事もないですし。

そして僕に悩みを打ち明けてくれる人のほとんどの悩みは子育てに関するもの。

お金の面の心配もそうですが、子供が自分の言う事を聞いてくれなくて育児ノイローゼ気味になってしまい、そんな自分に嫌気がさして、さらに子供に当たってしまって関係が悪化してしまうという負のスパイラルから抜け出せない。

そんな同級生の力になれたら…と、自分の経験や大学で教職の授業をとって学んできた事、心理学、カウンセリングなどをフル活用して相談を聞いていますが、ちょっとばかし本の力も借りようかなと本屋に足を運んでみたのです。そして萩本欽一の弟というブランド力とレビューの評価、タイトルのピンポイントさから本書を選んで読んでみたのですが…

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10秒でわかる『勉強をヤル気にする親・ダメな親』の内容のまとめ

子どもの幸せを願わない親はいません。その幸せを子どもがつかむためには、どうしても子ども自身が勉強することを避けて通ることはできません。子どもにとって勉強こそ幸せへの第一歩だと思っています。そこで、お父さん、お母さんのために、子どもが、必ず勉強するようになる関わり方を自信を持って提案します。教員生活三十六年間の集大成の“勉強必勝法”。わが子が勉強好きになる七か条を公開…

もし、あなたに喫茶店で『勉強をヤル気にする親・ダメな親』ってどんな本?と聞かれたなら…

※結構酷評している箇所もあるので、萩本悦久ファンの方は本当に申し訳ありません。3回繰り返し読んで理解をしようと務めた上での意見です。

野口明人
この本は一言で言えば、“良いこと言ってるのに共感を忘れ、押し付けがましい勉強法になっている本”なんだ。この本を否定しているわけじゃないんだ。著者の発言の仕方、人への伝え方がお粗末過ぎて、この本を読んだ人の為になりにくい形になってしまっているからオススメしにくいって話でさ。もったいないなぁ…と思ったよ。
ちぐのさん
うん。こういう本を手にとって読もうっていう人は悩みを持っているわけじゃん。その悩みを解決したくて読むのに、所々に出てくる宗教勧誘チックな話、自分の意見はメリットしか言わず、自分の反対の意見に関してはデメリットだけを並べ立てる物の書き方が、読む人によっては悩みが悪い方向に進んでしまいかねないからオススメをしづらいんだ。
野口明人
悩みを持っている人は藁をも掴む思いなわけだ。だから新しい考えを提案されると、頭の中が興奮する。これなら解決できるかもしれない!って。それと同時に冷静さも失っているから、これが本当に自分の為、子どもの為になるのかどうかを判断出来なくなる危険性もあるわけ。宗教勧誘する人が悩みを持っている人を徹底的に勧誘するのは、そこを突くため。
ちぐのさん
別に僕は宗教に関しては否定しない。僕は無宗教主義だけど、聖書も読むし、宗教特有の儀礼を勉強するのも好き。神社巡りだってする。歴史の中でこれだけ続いてきているわけだから、そこには人間にとって役に立つものがあると思うんだ。だから否定せず理解する。そして存在を認める。
野口明人
実際、宗教によって命を救われたっていう人もいると思うし。だけど、宗教を勧誘してくる人の、“自分の考えは正しくてあなたの考えは間違っている”という姿勢は、うーん…と悩まざるをえない。私が幸せに感じている事はあなたも幸せに感じる事。だからやろう!っていう。
ちぐのさん
例えば美術館に行って静かに自分の好きな絵を見たいのに、これが素晴らしい。この画家が至高なのだって言われたらうるせーよってなるじゃん。どれが好きで、どの絵をみたら幸せなのかなんて自分が決めたいじゃん。ゴッホが好きな人も入ればピカソが好きな人もいる。ラッセンが好きな人もいれば、マグリットが好きな人もいる。
野口明人
人それぞれが好きなものを見て幸せだと感じればそれで良いと思うのに、自分が好きなものを相手が好きじゃないと気に食わない。そういう宗教に傾倒しすぎている人が多くはなくとも確実に存在するから、宗教って疎まれがちなんだと思うんだよ。それが元で戦争だって起きるし。人が幸せになるための宗教なのに戦争起きちゃうんだよ。本末転倒じゃん。
ちぐのさん
まぁ、この本は2005年に書かれた本だからさ、今となっては創価学会の勧誘の悲惨さも落ち着いてきたけど、2000年代なんてまさに社会問題になっていたぐらいだから、その波がこの本にも流れてしまっているんだよね…。
野口明人
そういう事を理解してもらった上で、話を進めていこう。
ちぐのさん
この本は勉強をやらない子どもが勉強をするようになる方法を説いたもの。主に親が変われば子どもも変わるという考えの元、話が進む。方法は7つ。1つ目でほとんどの子どもが勉強するようになるという筆者の自信。
野口明人
1つ目。『ほめれば、必ず勉強する』というもの。学力は子どもが勉強しようというやる気がなければ身につかない。アンケート結果によると、勉強のことでほめられた時やる気になると答えたのは65%だそうで。特に母親にほめられると70%。小学生だけで言えば90%という数字を叩き出している。
ちぐのさん
逆にしかられた時は60%がやる気をなくすと答え、やる気が出ると答えたのは20%だけだったそうだ。ほめるという行為はほめている人間の声や顔が明るい。その表情が子どもをやる気にさせる。そして一生懸命頑張った事を認められた事で結果だけではなく、頑張るという過程も好きになる。そしてほめられた事で自分のすぐれている所を気がつかせてくれる。それが自信になる。
野口明人
著者によると勉強を自分でやる為に必要なのは、やる気・自信・集中力の三つなのだそうだ。これは同級生の子どもを見て確かにそうだと思った。母親から宿題やった?と毎日聞かれ、その度に怒鳴られ、やる気を失う。障害持ちで、母親にかわいそうだと言われ続けて自分は出来ないんだという自信を持っていなかったし、集中力を鍛える事をしなかったから、ひとつの事を長く続ける事が出来ない。
ちぐのさん
そういう状況を見ていたから、この一つ目の方法は大変納得が言った。もちろん僕の同級生はほめる事が大切な事はわかっている。結構言われている事だしさ。叱らずに誉めなさいって。だから本人も誉めているつもりなんだよ。
野口明人
あるアンケートをとって、小中高の教師の80%が「子どもをよくほめますか?」という質問に「はい」と答えている。でも、子どもに聞いてみると「先生によくほめられますか?」という質問に小学生は30%、中学、高校生は10%しか「はい」と答えていない。
ちぐのさん
ほめた方が子どもは良いと教え込まれている教師ですら、そんな感じでほめているという事が伝わっていないのだから、思った以上に声を大にして笑顔でほめないと、子どもにはほめていると感じられないんだろうね。実際同級生が褒める光景みたけど、サラッとほめる感じで感情こもってなかったもんね。子どもも嬉しそうじゃなかったし。
野口明人
この本で一番参考になったのは、このアンケートだな。うん。ほめればいいって思っているけど、言葉だけでほめても何もならない。オーバー気味に体全体を使ってほめなければ子どもは本心でほめていないんだろうなって感じ取っちゃうんだよね。きっと。
ちぐのさん
2つ目。『うちの子は、“勉強できる子だ!”と思い込む』というもの。大抵勉強を自分からやらない子というのは自分は勉強が出来ないと思い込んでいる子なんだそうで。その理由は親が勉強が出来なかったから。親からしてみると、自分は勉強が出来なくて苦労したから、子どもには勉強をしてもらいたいと思っている。
野口明人
そしてそれを子どもに話をしてしまっている。お父さん、またはお母さんは勉強が出来なかったから…っていうのをね。著者はウソでも子どもにお父さんお母さんは頭が良かったんだって話しなさいって言ってる。
ちぐのさん
これも確かにそうだと実際に悩みを聞いていて思った。悩み相談をしてくる同級生。あまり大きな声ではいえないけど、僕の通っていた学校はヤンキー校で有名で、ものすごく荒れてた。そして大抵ができちゃった結婚。できちゃった結婚って言葉そんなに好きじゃないんだけど、まぁそれは置いといて、やる事なかったからヤル事やって子ども出来て結婚。その結果、お金も困るし育児も困るってパターンが本当に多い。
野口明人
そしてそういう人達は自分の人生はこんなはずじゃなかったのに…って、悩みを抱えてから気がつく。悩みを抱えていると冷静に判断出来なくなって、何も見えなくなる。こんな人生子どもに歩ませてはいけないと思って、子どもにはちゃんとして欲しいと圧力をかける。お父さんお母さんのようにはなってほしくないからと。その結果、子どもも自信をなくしてしまう。自分は親の子なんだから、出来なくて当然なんだと…。
ちぐのさん
このループを抜け出す為に、お父さんお母さんはウソでもいいから勉強が出来たと言いなさいと申しておるわけです。確かにな~って感じ。
野口明人
思い込みって子どもだけじゃなく大人にとっても有効的だと僕は思ってるし。お金に困っている人には、自分はお金に全く困っていないと思い込むように言ってきたし、3ヶ月ぐらい自分がなりたい自分をウソで良いから演じてみな?とも言ってきた。
ちぐのさん
色々な自己啓発の本、どの本にも書いてある方法だし、実際僕もやってみて効果があると思う。思い込みのちからは負に働けばものすごく負に引っ張られるし、正に活かせればものすごくプラスに作用する。最初はウソでも次第にその事に自分も騙されるようになって、本当になる。
野口明人
だから子どもにはお父さんお母さんは勉強が出来たよーってウソついて、自信を持てるようになるんだったら、それはお父さんお母さんが本当に頭がいいって事になるって思うんだ。正の方向に思い込みの力を使おうってことだな。
ちぐのさん
3つ目。『太陽のリズムに逆らわない』というもの。ここらへんから、ん?って思う事が増えてくるんだが、子どもには夜早くに寝かせ朝早くに起きさせなさいっていう主張。これは良いことだと思う。実際に同級生は自分の生活リズムが夜型だから、それに合わせて子どももご飯食べるの遅くなって、朝が起きられなくなり、なんで起きられないの!今日も寝坊しちゃったんだから、早く寝ろ!みたいにガミガミ言う事が多くなって、子どもが言う事を聞かないってなっている。
野口明人
同級生の主張としては、子どもを養う為には夜遅くまで働かないといけないし、私は眠くても頑張っているのに…って事なんだが、子どもはそんなの知らんがなって感じではあると思う。お母さんと一緒にご飯食べたいし、話をしたいし、そうなると朝は眠いし、学校行きたくないし…。
ちぐのさん
子どもの学力は先天的ではなく、環境によるものだと著者は主張している。実際僕もそうだと思う。ユダヤ人の子どもとアフリカの子どもの知能指数を調べたらユダヤ人の方が知能指数が高くて、能力は先天的な優劣があると言った学者に対して、アフリカの子どもをユダヤ人の子どもに預けてみた結果、知能指数がユダヤ人と同じになったと主張した学者もいて、結局は環境次第という例があげられている。
野口明人
一見、2番目の思い込みの所と矛盾していると思うよね。親が勉強出来たなら僕も勉強出来るんだっていうやつ。でもあれは自信を持つっていう思い込みだから、実際に頭がいい人の子が頭がいいって言いたいわけではなく、頭がいいって聞いた子は自信を持って勉強出来るから勉強が出来るようになる。頭が悪い親の子は悪いと思いこんでしまうから勉強が出来なくなりやすいって事で、結局環境なんだって事なわけ。
ちぐのさん
んで、その大事な環境なんだけど、運動部に入れってさ。え?って感じだった。主張的には運動部に入れば子どもは疲れて夜眠るようになる。結果リズムがつくって。これさ、すげー乱暴な意見だと思うんだ。子どもが運動系の部活に入るとするじゃん。暗くなる前に終るから6時ぐらいに終わるじゃん。疲れちゃってるからついついうとうとして夜7時ぐらいに寝ちゃうじゃん。すると夜中に目が覚めちゃって結局夜型になるじゃん。
野口明人
別にそんな極端な例じゃなくても、運動部に入れってことじゃなく寝る前に軽く運動をしようって事でいいんじゃないか?って思うわけだよ。しかも自分は運動部に入ってレギュラーでしたっていういらん自慢話しているだけだし。
ちぐのさん
この本の問題点は、例の挙げ方がとにかく下手くそで、自分の自慢話で終わっている所があまりにも多い所だと思う。自分はこうだった。だからやれ。っていう。そういう事が出来ない子の事は全く考えていない。もっと色々な状況の例をあげてほしかった。主張はなるほどって思う事を上げているのに、それを証明するための例が自分の昔話、自慢話、身内の自慢話、創価学会の話で収束してしまっているから、この本を悩んでいる人に勧めたくないんだ。冷静に判断出来ればいいけど、そうじゃない場合は、こういう人を神聖化しちゃう時があるから。
野口明人
よく寝る子は集中力が高いとか言ってるけど、なんの根拠もないし証明もされていない。キレる子の理由も睡眠や食事をとっていない子なんだそうだ。なんというか、この人の意見乱暴過ぎで、思い込みでもの喋るタイプなんだな。
ちぐのさん
睡眠時間とキレる事の証明をしていない。きっと睡眠のリズムは関係してくるとは思う。生活リズムでホルモンバランスが崩れて精神が崩れる事はあるから。でも、ただ単に眠った分だけ集中力が出る、眠ればキレないっていう意見はあまりにも短絡的だと。
野口明人
ま、ゴタゴタ文句言ってもあれだから、とりあえず、3番目の項目は環境が影響するから、気をつけてあげて?って事を理解すればいいと思う。生活リズムを作り出してあげようって感じで。運動部に入るかどうかは自由!
ちぐのさん
4つ目『子どもと本当の会話をしよう!』徐々にネタが尽きてきたのか、タイトルだけ見ても抽象的でわかりづらいものが増えてきた。この項目ではテレビは悪だ!と主張している。子どもと会話出来なくなったのはテレビのせい。テレビはこんなにデメリットがある。とひたすらテレビの悪い所だけを取り上げて、テレビの良さを挙げない。テレビをどうやったら良いものに出来るのかを考えない。テレビは悪い。見るな。という主張。
野口明人
簡単なんだよね。物事や人を叩いて、自分の主張が正しいって言う事って。選挙活動でもよく使われる手法だけど。でも本当に必要なのは、いい面も悪い面も洗い出して、すべてを認めた上でどれが一番いいかを選択していくことだと思う。否定するのは簡単。でも否定する人のほとんどは代替案を出さない。これはダメ。これは嫌だ。じゃーどうする?っていう案を出さない。反対運動している人達とか顕著だよね。
ちぐのさん
反対するのは別に構わない。でも反対するんだったら、代わりにもっと素晴らしい意見を出さないと両者ともに意見をぶつけて傷つけ合うだけで終わる。みんな幸せになりたいと思っている。でも幸せは誰かの不幸の上に成り立っていると思っているから、不幸の押し付けあいになる。幸せになりたいという気持ちは一緒なのだから、みんなが幸せになる道を探せばいいのにといつも思う。
野口明人
だから、このテレビは悪だ理論はどうなんだろうって思う。テレビの内容を学校で友達と話をする事でコミュニケーションを図る事だってあるし、親と一緒に好きな番組を見て、会話をすることだってあると思う。テレビが会話を奪ったっておっしゃるのだけれど、親と会話をあまりしない子でも、テレビでスポーツ観戦をしている時だけは父親と話が出来るっていう例も僕は見ているから必ずしもテレビは悪って事にならないんじゃないかな。
ちぐのさん
あと歳取り理論で、自分の歩んできた道を肯定したいのが人間だから、ある程度歳を取ると、自分の時代はこうだった。なのに今の若者はこうだからダメだっていう考えを持ちやすいのはわかるけど、著者は典型的にその考えで、新しいものを認めない。テレビ、ケータイが悪だとおっしゃる。
野口明人
温故知新という言葉の通り、故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る事は大切だとは思う。ただ、古いものは全て正しくて新しいものは間違っているというのはどうだろう。この著者の例は基本的に昔の話を持ち出してくる。私達の時代ではこうでした。これが失われてしまったからこうなってしまった、というもの。
ちぐのさん
自分は悪くない。という主張が激しい。自分たちの考えが間違っていたから今の子どもがこうなってしまったという事は一ミリも考えない。昔は子どもを殴って言い聞かせていた。昔は練習中は水を飲まなかった。根性。根性。根性。
野口明人
今は子どもの顔を伺うばかりで叱れない親がいる…とか。そうじゃないんだよ。問題は感情に流されて手を出したり、怒鳴ってしまう事があるって事なんだと思う。愛情だと想い込んで感情をぶつけてしまう事なんだと思う。あなたの為を思っているのよっていう愛情を押し付ける感情の暴力なんだと思う。
ちぐのさん
そういう感情をコントロールしようっていう提案ならわかる。ただ、昔のやり方が正しいっていうのがどうも…。変化に適応する事も時には必要だと思うんだ。この著者の意見ではテレビはダメ。本を読めってなっている。まぁ、次の項目に行こう。
野口明人
5つ目『子どもといっしょに本屋に行こう!』というもの。僕は本が大好きだ。だからこの項目名を読んだ時はいい意見だと思った。でも中身を読んでみると、もう論理が矛盾だらけで…。
ちぐのさん
本を100冊読んだ子の紹介をしている。この子は一日4冊本を読むと決めて、読み終わらないと眠らなかったのだそうだ。え?3カ条目で太陽のリズムに逆らわないって言ってなかったっけ?と引っかかった。そしてテレビや映画を否定し、本を読めと言った。
野口明人
…うーん。僕は人の考えに沢山触れる事は大切だと思う。でも映画だって人の表現したものだし、テレビだって人が作り出したもの。本だってそう。表現媒体が違うだけで、どれも大切だと思う。テレビを見ても人は何も考えないっておっしゃるのだけれど、ドキュメンタリー番組をみて映像によって感じ取れるものだってある。本よりもわかりやすくダイレクトに伝わってくるものもあると思う。
ちぐのさん
文字は想像力を鍛えてくれる。自分のペースで読むことが出来る。ただそれは裏返せば、想像で及ばない事もあるのだし、時間がかかるということでもある。メリットは裏返せばデメリットにもなる。言い方次第なんだ。テレビだってそう。想像力が必要なく受け身になるって言えば悪く聞こえるし、想像出来ない事を具現化してくれる、疲れている時でも流し見が出来るから本よりも手軽に観る事が出来ると言えば良く聞こえる。
野口明人
だから本が良くてテレビや映画がダメっていうのは、著者の言葉の暴力であって、出来れば本の素晴らしさを伝え、テレビもいいけど本もいいよっていうスタンスで話してほしかった。読書離れをする若者っていうけど、スマートホンとかでニュースを観るようになったし、昔よりも文字が身近になって昔よりも人の意見に触れる事は増えたと僕は思っている。
ちぐのさん
まぁ、それが特定の著者ではなく、誰が書いているか顔が見えない人が書いたものっていう変化はあるけれど。だからこそ取捨選択する能力が昔以上に必要にはなってきたと思うんだけど。これは自分に合っている。これは必要ない。っていう。
野口明人
テレビを観るな。親も本を読め。そう主張しているんですが、テレビを観てもいいけど、本もたまには興味持ってね。子どもにいい影響あるからって感じで話を捻じ曲げて受け取りましたよ、僕は。子供と一緒に本屋に行こう!っていうのは賛成。僕は大学生の頃から読書に目覚めて子どもの頃は本に興味なかったけど、本屋さんに並んでいるかいけつゾロリの表紙を眺めるのは好きだったし。…そーいえば、移動図書館っていうバスの図書館が好きだったなぁ。どこ行ったんだろあれ。
ちぐのさん
6つ目。『「ありがとう」は“やる気”をさそう』というもの。僕が完全にこの著者、偽善者だわって思った項目。ありがとうという言葉をいうのは大切だといういう意見は納得出来た。ただ、相手にありがとうと言ってもらう為に行動をして、相手が感謝しなかったからって相手を罵倒するのはいかがなものか。
野口明人
ありがとうと言われる事が幸せだと感じられるようになろうっていうんだったらわかる。でも、相手を思って行動したのに、相手が自分の思い通りにならなかった場合、人は不満を感じる。そしてそんな状況に出くわした場合、相手に文句を言いがち。
ちぐのさん
でもそれって、最初の考え方が間違っていたから不満を感じてしまったのであって、相手が喜んでもらう姿を観るのが“自分は”好きだから行動するっていう考えならば、相手が思い通りに動かなかった時は、自分の責任。次からはこうしてみようと向上につながると思う。自分が行動した時に相手がどう行動するかは相手の自由。自分の思い通りにならなかったから、相手の育て方がおかしいと考えるのは、宗教暴力甚だしい。
野口明人
ありがとうと言える人間は素敵だ。でもありがとうが素直に言えない人もいる。でも感謝の気持ちはある。徐々に言えるようになったらいい。そのために、ありがとうと言われると嬉しいな。自分も言ってみようかなと思えるように相手にありがとうと笑顔で答えるのは、効果があると思う。
ちぐのさん
でもありがとうを言わない人を否定したりするべきじゃない。『スーツケースを運んであげたのに』という例を読んで、本当に胸糞悪くなった。なんでこんな事書いたんだ筆者は…と。ありがとうは強要して言わせるもんじゃないだろ。有りうる事が難しいで、「ありがたい」「ありがとう」なわけだから、ありがとうの言葉は嬉しいと思うことがあっても、言ってほしかったのに、言ってくれなかったという例には、あーぁ…と思った。
野口明人
ありがとうという言葉は尊い。だからこそ気持ちを伝える事はちょっぴり恥ずかしくて言いづらいっていう気持ちに共感をしてもらいたかった。ありがとうが言えない事は悪ではない。ありがとうを言うことはこんなに素晴らしいんだよー、だから勇気出して言ってみようって言う感じで話を進めてくれたらよかったのに。
ちぐのさん
7つ目は『目標を掲げて、勉強しよう!』というもの。ついに最後の項目。まず、あー、この人は学力至上主義の職業についている人なんだな。考えが固まりすぎている危険思想だなという考えを提示します。

夢のある子は必ず大学に行こうとします。どんなに家庭の経済力がなくても夢が優先し、自分の力で行くことに努力するはずです。わたしも、家庭教師や塾の講師のアルバイトをしながら自分の力で大学へ行きました。

野口明人
は?…と、唖然としてしまった。この人、校長先生をやっていた事もある人なのに、なぜこんな考えになるのか。夢のない子は大学に行くというのならわかる。大学には沢山の可能性があるから、沢山触れて自分のやりたい事を発見する、またはやりたい事を再確認する為の時間だ、というのならわかる。でも本当に早いうちから夢が固まっている子は、夢に大学に行くことが必要のないなら大学には行かない。
ちぐのさん
時間は大切だ。4年間あれば色々な事が出来る。だから大学で学べば色々学べる。でも大学に行かなくても4年間は人を成長させるのに充分すぎる程の時間で夢に費やせるなら一番柔軟な年齢に貴重な体験が出来る。だから夢がある人は大学に行くなんていう右向け右な発想はちょっと…。
野口明人
まぁあれだ。この本が2005年に出版されたのではなく1980年代とかならわかる意見なんだ。大学に行ける人は限られていたし、今みたいに大学の数も無数にあったわけじゃないから。
ちぐのさん
でも今はそうじゃない。2005年だったらもうそのことに気がつけたはずなんだ。大学に行く事がそれほど人生を左右することではないことを。大学に行かなくても立派な考えを持つ人は沢山いるし、大学に行っている人も立派な人もいる。大学はそれほど大きな影響力を持たない。企業も学力至上主義を捨てようとし始めてた頃だし。
野口明人
なのに、勉強が一番。学力が人生を決めるっていうこの人の発想はやっぱり、あーぁって感じだった。
ちぐのさん
ニートの話にも触れる。目標を失っているからニートなんかになるんだと。違う違う。人はみんなこうじゃダメだっていう漠然とした考えは持っていると思う。ニートにだってこうなったらいいっていう目標はある。でも手段が思いつかない。だからニートを続けてしまう。打開するのは目標を持つことじゃない。色々な手段があるんだよって気がつくことだ。
野口明人
…という僕の持論。ちなみに、『若者ニート』を叩く大人がたくさんいるけど、名前がついたってだけで、ニートのような人はお父さんやおじいちゃん世代にもちゃんといたからね。名前がついていなくて、認識されていなかっただけで、いなかったわけじゃない。なのに、ニートという名札を手に入れた大人達は、その武器で若者はだからダメなんだって殴ってくる。
ちぐのさん
目標を持って生活をする事が大切なのはわかる。でもそれは本質ではなく、目標を持っているのに実行出来ない状況の人がいる事もわかってほしい。努力が出来ない人がいる事もわかってほしい。それは病気だったり様々な環境だったり色々あるわけ。それを怠惰と決めつけてニートは悪だと殴らないでほしい。
野口明人
そういう大人は、野球の試合を観て、フォアボールを出すピッチャーに向けて野次を飛ばすような人だ。フォアボールを出したいピッチャーなんていない。その事をこういう大人はわかっていない。出したくないと思っているのに出ちゃう時だってあるんだよ。
ちぐのさん
こういうニート悪理論を振りかざす人はレッテルが大好きだ。オタクやニートはこういう人の集まりと概念だけで理解して、そこに色々な人がいる事を無視する。メガネでチェックのシャツ、リュックを背負ったオタクイメージ。親のスネをかじって家でゲームを続けるニート像。そういうイメージのレッテルが大好きだ。
野口明人
でも、本当はそんなイメージどおりの人なんてほんの一部しかいない。それをまずは理解して欲しい。トップに君臨するような人がそういう事を理解して欲しい。そして正当な意見を言っているという思い込みを辞めて欲しい。
ちぐのさん
ニートがニートを脱却する為に必要なのは目標ではなく手段。そしてその手段を使ってみようと思うきっかけや、ターニングポイントとなる事件なんだと僕は思う。目標を持っただけでニートがいなくなるんだったらみんなニートじゃないよ。頭で解決出来るようなもんじゃないと思う。頭で考えるぐらいなら簡単すぎて効果がない。
野口明人
目標を持てっていう人はそこがわかっていない。目標がないからニートになるんだなんて暴言過ぎる…。そういう事を思ってしまったよ、この7カ条目を読んで。ま、いいか。そういう考えの人も世の中にはいるよね。うん。認めよう。否定してもダメなのだった。存在を認めよう。
ちぐのさん
あー、色々と言ってきたけど、この本の七か条の後にある『心が通う“キャッチボール”』という項目はいい話だった。つまりはこの本、最初と最後は素晴らしい。そこだけは悩みがある人も読んでもいいかなって思う。
野口明人
とにかくあれよ。良いことは書いてあるのは確か。でも冷静に判断出来る状況の時に読まないと結構危ないと思う。だからこの本は是非、子育てで悩んでいる人ではなく、子育てで悩んでいる友人がいる人、または子育てに悩む前の人が読んでほしいと思ったね。
ちぐのさん
悩みを解決する本にしてはちょっと考え方が傾きすぎで、まさに宗教勧誘本だから。ほとんどの例は創価学会の話しかしないし。悪いことじゃないよ。でも悩んでいる人が読んだら、良くない事でも良いって頷いちゃうように書いてある。そしてコレを実行しろ、全部やれって書いてあるんだけど、これでダメならどうしたらいい?宗教入るべき?ってなる。
野口明人
そうじゃなくて、色々な考えの中の一つなんだ。これがダメなら他の方法を試せばいい。これがダメだからもうダメだってならないで欲しい。“絶対に”って言葉を使う人には注意しよう。これは絶対的価値観じゃない。これが絶対の方法じゃない。それを判断出来る人が読んでほしい。
ちぐのさん
…という事で、この本で一番役に立ったのは「本のタイトルというのは、いかに人を魅了するか」ということでした。と。手に取っちゃったもんね。読んじゃったもんね。ま、以上を理解した上で読みたかったらAmazonのレビューみたり、検索してみてよ。絶賛しているレビューを見るとちょっと不安になる内容だけど、確かに参考になる事は書いてあるはずだから。

…そんな事を『勉強をヤル気にする親・ダメな親』についてストローの袋をしわしわにして、そこに水滴を落として遊びながら、カフェで話すと思います。

『勉強をヤル気にする親・ダメな親』でいい意味でも悪い意味でも心にひっかかった表現や名言の引用

子どもが勉強をするようになるには、なんといっても“やる気”です。ですから、親がどういう関わりをすれば子どもが勉強に“やる気”を起こすかということです。二つ目は“自信”です。これもどういう関わり方をすれば子どもに“自信”を持たせることができるかです。そして、“やる気”と“自信”を持った子は、あとは“集中力”です。

いうまでもなく、学力というのは、子どもが“勉強しよう!”という“やる気”がなければ身につきません。この“やる気”にさせることを上手にできるのが、お父さん、お母さんなのです。他人とは違う“情”の関係でつながっている親子関係にあることが最大の武器です。“情”とは、共感できる心の動きです。担任の先生と子どもの関係は他人のため、師弟関係はありますが、情の関係がないため子どもの心の内を理解することがとても難しいのです。

しからないことも、ほめることと同じです。

しかられると思っていたのに、先生がしからなかったことに、少年は大変感動しました。そして、先生に、感謝の気持ちを表すために、つぎの授業の時から、手を挙げることにしました。

さて、子どもが、テストで二〇点とってきたらどうしたらいいか、お母さんに特別教えましょう。「家で勉強しないのに二〇点もとれるんだもの、すごいね」と、まずほめてください。子どもを見る時は、今の実力がこの子にとってベストの状態だと思ってあげることです。父親がほめ方がへたなのは、基準を一〇〇点にするからです。「一日二時間勉強しなければ、一〇〇点なんかとれないぞ」などと脅かせば、子どもは完全に“やる気”をなくしてしまいます。さて、つぎに「五分間勉強したら、三〇点とれるよ」と言ってください。五分といっても、子どもが勉強すれば二十分くらいすぐたちます。もし二十分も勉強したら、やめさせてください。そして、「そんなに勉強したら五〇点とれちゃうから、やらなくていいのよ」と言ってください。お母さんの「勉強しなくていいのよ!」という言葉は子どもは誰でも聞きたがっています。やらなくていいと言うと、子どもはますますやりたがります。そして、三〇点とってきたら「がんばったね」とまずほめます。そして、「やっちゃんは、本当は頭のいい子なのよ。十五分勉強したら、五〇点とれるわね」と励ましてください。こうして、決してしからず、ほめながら徐々に目標を上げていってください。子どもはほめられれば、やる気満々になるはずです。やがて、一〇〇点とってきたら、おいしいごちそうを作って最高にほめてあげてください。それから大事なことは、あせらず、じっくり取り組むことです。とにかくほめて、ほめて励ませば、一学期間で一〇〇点とれるようになりますから。

「コミュニケーションと子どもの心」に関する全国意識調査をした時、「先生によくほめられますか」との質問に、「はい」と答えた子どもは、小学生三割、中学・高校生一割でした。つぎに先生たちに「子どもをよくほめますか」と聞いたところ、小・中・高の先生の八割が「はい」と答えました。これは教師がほめているつもりでも、その思いは、子どもには伝わっていないということです。このことは、家庭でも言えることではないでしょうか。お母さんは、子どもをよくほめているつもりでも、子どもはそうは感じていないということもあります。

ほめる時は、自分一人だけで言うのではなく、多くの人に伝えることが大事です。できるだけ多くの人に知ってもらうことは本人にとっては、とても励みになります。

私が「宿題をよくやってきた」と思い込むことで、子どもは勉強しようとする気持ちが持続します。長い目で見てみれば、初めは写していても、机に向かう習慣がつけば、だんだん自分の力でやるようになります。

生まれつき頭のいい子なんていません。子どもを取りまく環境です。なかんずく子どもが一番多く接するお父さん、お母さんの大きいです。

そこで、お母さんにお願いします。子どもに「お父さんは子どもの時は、勉強が良くできて、いつも一番だったんだよ」と言ってください。そこで、お父さんも「お母さんも優秀で、友だちにいつも勉強教えていたんだよ」と言ってください。実際はどうだったか、あまり詮索しないでください。

「思い込む」ことは“やる気”“自信”“集中力”のなかの“自信”につながります。

ソニー創業者の井深大氏は、著書『幼稚園では遅すぎる』で、実例をあげ「幼児の能力は遺伝よりも教育・環境が優先する」と言っています。

授業に真剣に取り組める子は良く睡眠をとっている子です。また、睡眠をしっかりとっている子は“集中力”があります。学生時代、定期試験の時など、夜中に起きて勉強しようと思って、目覚まし時計をかけ必死の思いで起きてみても、三十分ぐらいはボーっとしていて勉強に集中できませんでした。夜中に起きて勉強したという自己満足だけが残り、勉強した効果はなにもありませんでした。むしろ寝過ごしてしまい、朝六時ごろ目を覚まし「しまった! 寝過ごした!」と思って机に向かった時は、不思議と“集中力”がでてきます。覚えたものが全部記憶されます。わずか三十分の勉強でも、夜中の三時間分の学習効果があがるのです。

子どもはほめられればうれしいし、やる気になります。ただ、心の底からほめてくれているかどうかを、子どもは敏感に感じとります。「やっちゃんはいい子ね。だから、このおもちゃかたづけなさい」では、ほめたことになりません。「くつしたを洗濯かごに入れて、えらいね」と分かりやすく言ってください。

お母さんは、忙しい時やゆとりのない時は、子どもに「しなさい」が多くなります。この言葉は、命令ですから、会話になりません。せいぜい子どもから「いやだ!」とか「うるさい!」とかが返ってくるだけです。子どもとの会話をなくす“ワースト1”の言葉かけです。

子どもは、お母さんから言葉を学びます。いえ、模倣します。ですから、子どもの言葉づかいは、お母さんの責任です。テレビばかり見せていれば、当然、テレビから言葉を学ぶことになるでしょう。

読み聞かせをする時、大切なことは、登場人物にお母さんがなりきることです。声優になってください。ウサギさんはやさしそうな声で、ライオン君は、威厳をもって、オオカミは悪者のように表現力豊かに読んであげてください。いやいやながら、なんの変化もなく、無表情で読むのだけは避けてください。それなら、読まないほうがましかもしれません。

何かあったら、本に返ることです。子どもとの会話の中で、「そういえば、あの本の中に出てきたね」と言って、その本にもどってください。常に本にもどる習慣が大事です。こうすることで、本が子どもにとってとても身近な存在になっていきます。

子どもが読む本を、お母さんが勝手に買ってこないようにしてください。子どもは自分で選ばないとなかなか読みません。

「ありがとうございます」は、何人の人が言っても、言いすぎることはありません。幸せな気持ちが、二人に言われれば二倍、三人に言われれば三倍とふくれあがっていくことでしょう。

とにかく、子どもの身近なところで起こった話題に対し、感動することです。

第一に、しつけの基本は「いっしょに!」です。お母さんの姿を見ながら、いろいろなことを学ぶわけですから、子どもといっしょに行動しながら見本を見せてあげることが大事です。

身につけさせたい大切な言葉は、何回でも言ってください。例えば、「ありがとう」「いただきます」「ごちそうさまでした」「おはようございます」などです。特に「ありがとう」は、一日に何回も言ってください。こうして何回も繰り返して言っているうちに、どういう時に言う言葉か覚えていきます。

幼児は、自分でできるようになると、お母さんがしている仕事を、一人でやりたがります。こういう時はチャンスです。失敗するかもしれませんが、やらせてあげてください。もし失敗しても、決してしからないでください。そして、結果はどうであれ、必ず「ありがとう」と言ってください。

「しなさい!」「いけません!」は絶対に言わないでください。命令言葉の「しなさい」を言っていると、お母さんに言われなければやらない子になりますし、禁止言葉の「いけません」を言われ続けると、子どもは動けなくなってしまいます。ところで、この命令、禁止言葉は、お母さんがゆとりのない時に多く出ます。言葉だけでは子どもは動きません。

お母さん、子どもがころんで泣いてきたら、どんな言葉をかけてあげますか。「男の子でしょ。泣くのやめなさい」「こんなの痛くないでしょ。我慢しなさい」このような励ましの言葉を言われた子は、ますます大泣きします。それは、「お母さんは、ぼくの気持ちが分かってくれない」という悲しさから、さらに、泣き続けるのです。こんな時子どもは、お母さんに、“同苦”してもらいたいのです。

「勉強しなさい!」の一言は、“命令”という一方通行の言葉かけですから、ドッジボールであって、キャッチボールではありません。

お母さんが朝起きるのが遅いと、すべて家庭生活のリズムがくるってきます。なかでも一番リズムをくるわすのが子どもです。

“挨拶”という字は、心を開いて相手に近づくという意味ですから、“おはよう”の言葉かけによって、今日の子どもとお母さんの人間関係が始まるのです。

もし、子どもが帰ってくる時に、仕事をしていたり、用事があって家を留守にすることがあったら、子どもへの伝言メモやおやつを忘れないでおいてください。「お母さんは、どこにいても、貴方のことは忘れませんよ」という愛情の印があれば、決してさみしがることはありません。むしろ忙しいお母さんを応援してくれるはずです。とにかく、子どもに不安感を与えると、元気がなくなります。ところでお母さんの笑顔も“安心”の要素です。「早く寝なさい!」としかられて布団に入っても、楽しい夢は見ることはできません。笑顔で「おやすみなさい」は、「明日も元気で学校に行こう」という気持ちにさせることでしょう。

感謝の気持ちがあれば、決して、けんかはしないと思います。そして、お父さんとお母さんが仲が良ければ、子どもは大人になって親孝行をしてくれると思っています。

引用:「勉強をヤル気にする親・ダメな親」萩本悦久著(第三文明社)

『勉強をヤル気にする親・ダメな親』は↓こんな作品や世界観が好きなあなたにおすすめ。この本を読んでいる時にパッと思い浮かんだ映画・小説・漫画・アニメ・テレビドラマ、または音楽など

オススメ大好きちぐのさん
タイトルを読んで影響を受けてしまう人向け。タイトルと内容にズレがある事を意識して読める人にオススメ。ショッキングから入ると納得した時に人は崇拝しやすい。

『勉強をヤル気にする親・ダメな親』のような本が好きなあなたに、ぜひ次に読んで欲しい本はズバリ…

野口明人
子どものしつけだけじゃなく、人間関係が上手くいかず悩んでいる人に読んでもらいたい本。だいぶ心が軽くなるし、同じ事をしていても悩んでいる時と心がフラットの時では結果が違ってくるというのを実感出来ると思う。結局は他人を変えるよりも自分を変えた方が簡単。

まとめ

この本を読んで新しい発見というものはありませんでした。基本的には他の本で言われているような事を100ページでまとめてくれている感じの本なので手軽に読めます。ただし、すべてを鵜呑みにすると危険な部類の本でもあります。

著者は子どもの心が手にとるようにわかるようなスタンスで話を進めますが、実際に僕が子どもでこんな事を言われたら傷つくわ…というような事も、子どもは喜びますと紹介していますし、きっと親目線で読んでも、今では疑問に思えるような話を「正しい」と紹介されています。

しかし、まぁ、そういう人間の勘違い、修正、勘違い、修正の繰り返しでより良い方法というものは生まれてくるわけですし、自分が正しいと信じたものを貫いて行動するという信念も時には必要です。そして失敗した時に、間違っていた自分と向き合える勇気が持てるかどうか。

育児に関しては子どもの人格形成の大切な時期なので、失敗するなんてそんな事出来るか!!と思ってしまうと思いますが、親が子どもを育てるように、子どもが一人の男と一人の女をお父さんとお母さんに育ててくれるんです。

失敗した時は反省する。思い込みを外せる勇気を持つ。この著者はこの方法で“絶対”に勉強するようになると紹介していますが、あなたがこの方法を試してみて、子どもが勉強をしてくれなかったとしても落ち込まないでください。自分の子どもには合わなかったんだな。失敗失敗。で、良いんです。

そしてその失敗から、学ぶ。世の中に子育ての方法は無数にあります。どれが一番いい方法なのかは試してみないとわかりません。10個の飴玉から1番美味しいのを選べと言われたらどうやって選びますか?10個全部舐めるでしょ?子育てだって全部試してみなきゃわからない。

危険なのは、こういう方法が良いと言われているのに、ダメだった。うちの子はダメな子だ。そして私もダメな親だ。…と、なってしまう事。本で紹介されている方法なんて統計学や著者の経験だけで判断している“成功しやすい傾向にある方法”ってだけで絶対ではありません。

几帳面じゃないA型だっています。自己中心的じゃないB型も。大雑把じゃないO型も。変人じゃないAB型だって。あくまでもそういうものは統計学。多くの人がそうだったってだけ。この本のようにほめれば伸びる子もいるし叱られてのびる子もいる。両方必要な子もいる。

この本ではダメな親とか言ってますが、本当にダメな親は決めつける親だと僕は個人的に思っています。自分の考えが正しいと思い込み決めつける。そうならなかった場合に怒りを子どもにぶつける。感情で動く親。感情は愛情ではない。愛情があれば感情だってコントロール出来るはず。一瞬の感情に流されず、永久な愛情で判断する。

本当に1番いい方法はどれなのか。それを子どもと一緒に探していける大人。この本では会話のキャッチボールという形で対面で話す事を推奨していますが、時には子どもの横に並んで投げたボールが転がっていくのを一緒に眺めてみるのもいいでしょう。

柔軟に考えよう。柔軟に。こうじゃないといけないなんて事はない。これが正しいなんて決めつけない。でも間違っているとも決めつけない。自分たちにふさわしいのはどれなのか。すべて試してみる。すべて試してダメだったとしても、それはすべて試したという思い込み。周りをみれば無数に方法は転がっている。

だから、うちの子はダメな子だ自分はダメな親だなんて思い込まないでください。悩まないでください。悩んでいる時にとった行動は基本的にいい方向に向かわない。気持ちをフラットにすること。

感情のコントロールが大切なんだと僕は思います。

この本の中でも思い込みは力を持つとおっしゃってます。負にも働くし正にも働く。どうせなら、良い思い込みをしよう。この子の事を思ってやっている事だ、は厳禁。この子の事を思っているのにこの子は返してくれないという悩みにつながってしまう。

とにかく自分が悩まない事が一番大切。悩んでいると良いことは起こらない。この子を思っている事が自分は好きだ。相手がどう反応しようがそれは変わらない。大人でさえ、自分の思い通りに動かす事は難しい。子どもならなおさら。それがたとえ血がつながっていても難しい。

だったら、思い通りになるなんて思い込みは捨てる。そうすれば悩みが一個減る。悩みが一個減れば、一個上手く行くことが増える。

一個上手く行けばそれが自信になる。自信によって上手く行くことがまた増える。相乗効果。

自分を成長させてくれてありがとう。自分を育ててくれてありがとうと子どもに言える事。そんな素敵な子育てになったらいいなぁ…。育児は親が子どもを育てるなんていう思い込みを捨てられたらきっと世界が広がります。

自分が相手を育てるのと同時に相手も自分を育てている。

ニュートンが言っているように、物と物はお互いに作用します。自分が力を働きかけていると思っても、向こうからも力が働いています。お互いに引っ張り合っているんです。育児だって一緒。だからお互いにありがとうと言える関係が結べたらいいなぁ…。

そんな事をこの本を読んで勝手に頭の中で思いました。

ではでは、そんな感じで、『勉強をヤル気にする親・ダメな親』でした。心が安定している時に読んでもらえるといいかなと。

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にゃんこ先生
人間ってつくづく「○○な人、××な人」っていう対比が好きだにゃー。

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勉強をヤル気にする親・ダメな親
  • 71%
    読みやすさ - 71%
  • 53%
    為になる - 53%
  • 42%
    何度も読みたい - 42%
  • 54%
    面白さ - 54%
  • 87%
    心揺さぶる - 87%
61%

レビューまとめ

良いことも言っていれば悪いことも言っている。でもきっと何か発見がある。すべてを鵜呑みにせず判断出来る読書が出来ればきっとこの本はあなたにとって役に立つものになると思います。でも悩んでいる時にこの本を読むことは勧めません。悩んでいる時は誰かあなたを真剣に思ってくれる人に読んでもらって要約を聞くのがオススメ。

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