野良猫に餌をあげる人にやって欲しい事!保護しろとは言わないが

野良猫の数が爆発的に増えてます!きっと誰かがエサをやっているに違いない!

…そう思っているさなか、この間、餌をあげる人を発見し、飼うつもりがないならエサをあげないでくださいと言ったら、「は?」って言われた。

くうぅ…。僕の考え方が間違っていたのか。それとも伝え方が間違っていたのか。

野良猫に餌をあげたくなる気持ちはわかりますが、もしあなたがそんな状況に出くわしたら、どうかひとつだけ考えてほしい事があります…

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野良猫に餌をあげる人にやって欲しい事!保護しろとは言わないが

野良猫-01

ども。多少傷ついた野口です。猫を4匹飼っている僕ですが、それとは別にうちの近所には、相当な数の猫がいます。猫王国か!ってぐらい猫がいます。

猫が好きな僕としては別に構わないんですが、猫が嫌いな人から見ると猫は害獣に指定されているんだ!と叫びたくなる生き物である事も知っておかねばなりません。

しかし。野良猫を害獣と呼ぶ前に。

動物は家畜以外すべてが害獣に含まれる可能性があります。犬も猫も、糞尿を撒き散らし、それに困っている人から見ればどっちも害獣です。

猫だけじゃないんだぜ。糞尿はちゃんと飼い主が処理しなければならない。害獣と呼ばれたくないから。

だからね、ちゃんと責任を持って飼えないのであれば、エサをあげて猫を増幅させようとさせる人間も害獣なんだぞー!!ちくしょー。かわいそうだなんだと言うなら、家で飼ってあげたらいいんだ!

…なんて思って、僕は冒頭の言葉を言ったわけですが、間違っていました。

野良猫にエサをあげる人の気持ちがわからないわけではないのです

野良猫-02

猫を見ると可愛いし、野良猫でげっそり痩せている姿の猫を見ると可愛そうだという気持ちさえ浮かんできます。ちょっとばかしの情けをかけて何が悪いのか?という気持ちにもなります。エサをあげたくなる。

猫が好きな人がちょっとずつその気持ちを持って、野良猫にエサをあげることでその猫が生きていける。

私は一匹の猫の命を救っているのだ!!

…と思うでしょう?

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野良猫が殺処分される数字を調べよう!

野良猫_駆除

環境省動物愛護管理室が「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」というデータを出してくれているのをご存知ですか?

徐々に減っているようですが、それでもビックリするほどの数です。猫ブームだなんだと言っている裏で猫はこんなに殺されているのです。

猫が好きな人がいるという事は同じ数だけ猫が嫌いな人もいます

同じ数とは言い過ぎなまでも、猫アレルギーだったり、猫のする糞尿で迷惑だと感じたり、モノを壊されたり…などなど様々な理由で猫が嫌いな人はいるでしょう?

その人達からすると、猫は駆除や撃退など処分してほしい対象でしかない。対策をせねば自分の平穏な日常が壊されるのです。保健所などに連れて行くのが当然の対応策なのです。

保健所に連れて行って飼い主が見つかればいいかもしれません。でも見つからねば殺処分。

殺処分せねばならない程の野良猫がいる理由

野良猫-03

それは人が可愛そうだとエサをあげられる許容範囲よりも、猫の増殖率の方が高いからです。漠然としている理由だな!と思われるあなた。例をあげましょう。

例えば、あなたが一匹の猫を見て可愛そうだとエサをあげるとしましょう。次の日その事を知って2匹の猫に増えました。

おやおや、噂を聞いて来たんだねとあなたはその野良猫たちにもエサをあげるとします。1匹も2匹もそれほど変わらないし、と。その野良猫2匹はなんとか生き延びる事が出来ました。ありがとう、あなたのおかげで2匹のかわいそうな猫が救われました

そして子供を生みました。猫が一回の出産で生む猫の数は2〜6匹です。

すべてがメスではありませんし2匹が12匹になるわけではありません。でも猫が増えるのは確実ですね。猫の生涯出産回数の平均は6〜7回と言われています。すると何匹になるでしょうか?最低で2×6+2で14匹。最高で6×7+2で44匹。

まぁ数字のうえでの机上の空論です。でも1匹の猫を助けた事で猫は増えます。想像してください。1匹にエサをあげる自分と44匹にエサをあげる自分。

44匹にエサをあげ続けるには相当のお金が必要になります

そうすると、愛情だなんだと理由つけて、最初にエサをあげた猫以外にエサをあげなくなるでしょ?

結果残りの猫が別の場所にエサを探しに放浪するか、新たにエサをくれる人を探しに行きます。

これが日々色んな所で起きて猫が増え、保護出来る域を超えてしまい殺処分せざるを得ない状況を作り出してしまっているのです。

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野良猫に餌をあげるなら、その前にこれだけは考えよう

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慈愛の心は素晴らしいです。全世界が助け合い生きれたら美しいことでしょう。でも、現状は食料が足りません。地球上にある食料を世界中の全人口で割ったら、人類が滅ぶんでしまうほど食料と人口のバランスがあっていません

食べ物がこんなに豊富な国で生活しているとそんな馬鹿なと思う事でしょう。食べ物を捨てているではないか?と。捨てるほどあるではないかと。

でも数の暴力とはそれだけ恐ろしい。世界中の人口は驚くほど多いのです。全世界を救えたらいいけれど、それだと全滅してしまう。

だから貧富の差という言葉に任せて、食べられる国と餓死する国をわけて他国の事はなかったことにするのです。

どれだけ頑張った所で、一人の人間、一つの国が多数の国を救うには限界があるんです。

…とか偉そうな事を言ってオマエなんなんだよ。じゃあオマエに何か出来るのかよ。と思われそうですが、これをね、猫の世界でも考えてもらいたい。

増えて増えて増え続けたら、数の暴力が出てきます。一人の人間が責任を背負える数の猫ではなくなります。全部を保護したいけれど、限界があるのです。そうすると手放さねばならなくなる。結果、誰かが殺します。どこかで生まれた命を消さねばならなくなります。

殺処分といいますが、その作業を行う人の心も痛みます。昔はバットで叩いて殺していたものが、二酸化炭素のガスによる窒息死に切り替わったことからもわかるでしょう。

もちろん、ボタンを押すだけになった今でも「やらなくていいことならやりたくない」というのが本音だと思います。窒息死と言っても10分程苦しんで死ぬのです。その姿や音を近くに感じなければならない。そして残された動かなくなった動物の死体と苦痛で排出された糞尿を処理する。

ペットを飼えなくなって、自分で殺すと犯罪になるから、処分してーと平然と言いに来る飼い主がいるらしいですが、殺処分とは心苦しいものなのです。

死なせたくないから、殺処分されたくないから、餌あげるんだろ?という意見もあるかもしれません。でも野良猫は増えるのです。保護に限界が来るんです。

結果、人間も猫も心苦しい結末になってしまう。だから…

野良猫が可愛そうだと思う人に餌をあげるまえにこれだけはやってほしい

野良猫

エサをあげるという行動に出る前に、ぜひこれから発生するであろうエサ代で去勢手術をしに、動物病院に連れて行ってあげてくれませんか。エサをあげるのは、その後にして欲しい。

人間が命の操作を行うなんておこがましい…なんて考え方もあるでしょう。でも現状、殺処分があるのです。増えた命を操作して消しているのです。そういう普通ならやりたくないと思う仕事を変わりにやってくれている人がいるのです。

それなら、無責任に命を増やすより、命の増加を操作する事をやるべきじゃないですか。殺すぐらいなら、増やさない方が良いじゃないですか。

エサをあげる時も、むやみに地面にばらまくのではなく、お皿に盛ってあげて、その猫が食べたらその場から片付ける。それだけで他の猫が食べに来る可能性が減ります。

可愛そうだと思う気持ちは否定しません。自分の手が回る範囲だけで愛を差し伸べてほしいのです。そして手の回る範囲だけで愛が届くように責任を持ってもらいたいのです。

飼わないならエサあげるなよ!と僕は言ってしまいましたが、飼えない理由も人によってはあるでしょう。だから、せめて飼わなくてもいいから、その猫の未来を見て接して欲しい

あなたが富豪で、捨てるほどのお金があるのなら構いません。すべての猫にエサをあげて、猫の住む居住区を作ってあげましょう。他の人がそこに入らなければ迷惑だと言われることもないでしょう。

でもほとんどの方がそれほどお金があるわけではない。だから周りの迷惑を抑えることが出来ないのに、エサをあげる。そして猫が増え、殺される。

たった一度の行動でいいのです。エサをあげるのなら、救ってあげたいという気持ちが生まれたなら、去勢手術に連れて行ってあげてください。結果的にあなたが救った猫は、他の猫から病気をもらう確率が下がり、長生き出来るようにもなります

動物病院では、野良猫の去勢には格安の料金で去勢してくれる所があります。オスで2000円。メスで3000円。これから発生するエサ代を考えるとそこまで高いものではないでしょう…。たぶん。

それに住んでいる地域によっては、去勢手術を行う事を申告すると補助金がもらえる所もあります。

このような所を活用してもいいでしょう。とにかく、哀しい結末を生み出さないために、あなたにちょこっとだけ協力してもらえたら。

さて、かなり重たい話になったので…。

僕の近所に住む野良猫の話

野良猫-05

家の近所の猫は人懐っこい猫もいて、自分から近寄ってくる猫もいます。逆に警戒心が強く、何度近寄ろうとしてもすぐに逃げてしまう猫もいます。目の前に現れて、背中を地面にグリグリやったかと思うと、霊的なものが見えたのか途端に毛を逆立たせながら逃げ去る猫もいます。

その猫をずっと目で追って、ただただひたすら時間が過ぎていくっていう時間の使い方が好きです。なので暇な日は猫観察をするのが趣味です。猫に出会うと猫ウォッチングの始まりです。

そんな僕のある日の出来事。雨の日のことです。僕は買い物に行こうと、傘をさして家を出ました。すると一匹の猫が前方に。その猫はまだ僕の存在に気づいてないようで、ふらふらっと雨の中を歩いています。

肉球とか濡れるんだろうなぁ…。なんてのほほんと僕は観察してたんです。そしてその猫は近くの駐車場に停めてあるバンの下に行きました。僕は雨宿りでもしてるのかな?とそのままじっと見つめていました。

すると、なんとその猫はその車の底から車の中へ!

え?え?えーーーーっ?野良猫ぉぉおお!!え?え?えーーーーっ?

野良猫-06

一瞬の出来事過ぎて、ドッキリかと思い周りを見回してしまうほど。どうやってやったのかは全くわかりません。忍者のような猫でした。車ってそういう構造になってるの?車の下から中に入り込んでいきました。イリュージョンです。

忍者か!?にゃんこ忍者か!?僕はなんとなく、ナンジャタウンに行きたくなりました。ただそれだけの話です。ええ。

駄文、失礼しました。

猫は不思議な魅力が一杯!ぜひ野良猫を見つけたらエサをあげたりせず、先程の事を考えてみてください。野良猫にエサをあげると決めたら是非、その前に一度だけ去勢手術を。

害獣と呼ばれないような、可愛い猫であって欲しい。猫好きな人を増やしたい。そんな一日でした。

ではでは。野良猫の話に便乗した猫の布教活動でした。

にゃんこ先生
にゃんこ先生
にゃんまげはニャンジャタウンにはいないんだにゃ!
野良猫の拾い方
4.5

監修:東京キャットガーディアン
イラスト:高橋由季
出版:大泉書店

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野良猫
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