自転車で西日本一周を目指して引きこもり脱出の旅20日目。この旅の目標であった角島にたどり着き、今日から帰還の旅が始まります。
しかし、帰還の旅と言っても同じ道を戻っては面白くない。どうせならぐるりと本州を周って行こうと本日は関門海峡の方へ向かいます。
考えてみれば20日も旅をしていますが、いまだに日本一周をしている人に出会ったことがない。そう思った矢先に日本一周をしているチャリダーさんに出会うのですが…。
という事で20日目も背中にソーラーパネルを担ぎながら、ロードバイクで進みますぜ。本日は瓦そばにフグとグルメ満載。自転車で西日本一周の旅。いざ、引きこもり脱出!
旅ブログ:自転車で西日本一周!ロードバイクで引きこもり脱出20日目
これが凪というやつか…
6時起床。朝起きると、昨日までの強風が嘘のようにやんでました。風って一体、どうやって発生してるんだろう。なんて考えたんですが、いまだわかりません。
雨が降る原理とかはわかるのだがね。
まぁ、そんなことはいいとして、2日間お世話になった角島の大浜キャンプ場に別れを告げ、出発。
まだ太陽は上がっておらず、水平線から見える景色は海が燃えているようにオレンジでした。
テントも無事!
これが…。
こう!
こう!テントなどを片付けてしまうと、一気に出発の雰囲気になりました。あぁ。なんか角島離れたくないなぁ〜。なんて気分にもなってくるのです。
そんな時はグルメを目の前にちらつかせて、馬車馬のように走るに限ります。と言うことで今日の予定は瓦そばを食べるのと下関でふぐを食べることに決めました。
テント片付けたり、道順考えたり、角島の写真撮ったりで出発は9時。
11時に川棚温泉の近くにある元祖瓦そばのたかせというお店が開店するのでちょうどいい頃合い。
ありがとう角島。いつかまた来るよ。
引きこもり脱出ブログ自転車旅編34章:山口3
初めて出会った!
角島大橋を渡って本土へ帰還。記念に首からデジカメをぶら下げて動画を撮りながら渡ってみました。…が、後から見てみるとブレがひどすぎて見られるものではなかったので消しました。
その角島大橋を渡った後、ひとりの若者が自転車にまたがり僕を待っているではありませんか。
初めて出会った日本一周!
動画の撮影を終え、若者に挨拶すると、どうやら彼は日本一周の最中だそうで宮城から半年間こぎ続けているのだそう。
年齢は24歳で、辞めたくならないの?と訊くと、「辞めたいとは何度も思いますが、途中で辞めたらカッコ悪いじゃないっすか」と解答。
かっけーーー!!!なんて、思いました。僕はもう帰りたいとか思っちゃって、帰還の道を辿ってるので。
そんな彼と角島大橋を目の前に記念写真を撮り、SNSで友達になりました。
この旅をやってわかったけど、SNSってやっている人多いのね。何かとSNSですもん。おかげで友達増えたけど、もっとマジメにSNSやっておけばよかった。ほとんどほったらかしだったからね。
僕と同じカバン!
この旅初めて出会った日本一周をしているの若者と握手を交わし、お互いがんばりましょうと別れた僕は元祖瓦そばたかせに向かいました。
鳥井ヶ峠44m!
道は今までよりも坂道が減り、だいぶ楽にこげるようになりました。まぁ、鳥井ヶ峠という所も通りましたが、44m なんてへっちゃらへっちゃら!
日本一周自転車名所紹介:元祖瓦そばたかせ
元祖瓦そばたかせに到着したのも10時半。まだ準備中でしたが平日なのもあって誰も並んでません。僕が一番乗り。
池の鯉!
お店の前に池があって鯉がたくさんいました。
瓦そば発祥の由来!
瓦そば発祥の由来を読んでいたら、いつのまにかお客さんにではなく、ライバル店に向けての言葉に変わっていて笑ってしまった。
法によって禁じられております。だそうだ。とりあえず本物の瓦そばはここでしか食べられないんだね。
マネするものが出てきてこそ本物っていうし、マネしてもマネしきれないのが本物だとも言うから、こういうの書かないほうがお客さん的には印象いいと思うんだけどね。
チキンラーメンって登場した時にものすごい類似品が出回って大変だったみたいだったけど、結局の所類似品を全面的に認めた事でインスタント麺業界が発展して、今もなおチキンラーメンが食べられているみたいな感じで。
まぁ、自分が数十年も研究した商品が、簡単にパクられる気分は最悪だろうから気持ちもわからんでもないんだけれども。
そんな感じの事を考えながら、そのままお店の前にある椅子で座って待っていると、11時ちょっと前にお店に入れてもらった。
元祖瓦そばたかせ!
わーい。元祖瓦そばたかせの店の入口はこんな感じ。
店内!
店内の雰囲気はこんな感じ。高級そうな料亭っぽい。
メニュー!
おお。瓦そばってこんな感じなのか!思っていたよりもゴージャスでお好み焼きっぽいな。
隣のうなぎもうまそうだ。しかし、瓦そば発祥のお店に来て、瓦そばを食べないなんて駄目だよな。なんて考えながらうーんうーん言っていた。
すると!
「今ランチタイムで、こんなセットとかやってますけど」と店員さんに勧められ、瓦そばうな茶セットというものを見てみる。
おお!うなぎも食べられそうじゃないか!一挙両得だ。これにしよう!
僕は促されるがままに瓦そばうな茶セットを注文していた。2000円。瓦そば単品だと1050円。
まず初めに!
一番乗りということもありちょっと待っているとすぐに瓦そばが来た。まずはじめにお茶碗とお茶が届く。これはお茶をどうぞというわけではない。
うな茶漬けにするためのものなのだ。
…と思っていた。
お茶ついて来てるやん!
そしたら普通にうな茶漬け用のお茶が別に運ばれてきたので、さっきの茶碗でお茶をズズズッとすする。そうしている内に目の前に大きな瓦が現れた。
瓦そば!
これがかの有名な瓦そば!西南の役において熊本城を取り囲むさつまの兵士たちが戦いの合間に瓦を用いて食べ物を焼いたという話を元に作られたという瓦そば。
動画を撮ったはずだったのだが、その動画がどっかに行ってしまった…。残念。
瓦そばうな茶セット2000円!
これが瓦そばうな茶セット2000円。
…ぶっちゃけ瓦そば単品でも良かったかなぁと思えるぐらいうなぎの方は小さかったです。
まぁ、最近うなぎ高いからね。贅沢しましょ。
んで、瓦そばの動画や写真を撮り終えたはいいが、これ、どうやって食べればいいんだ!?という疑問が浮かんできた。
選択肢は2つ!
とりあえず、つゆとおわんがあったので、おわんにつゆを出してつけて食べてみる。
結果、それで正解。
一瞬、このおつゆを瓦の上にどばーっとかけて食べるのかな?って思ったけど、メニューを見直すと食べ方がちゃんと書いてあった。
上に載っているレモンやもみじおろし、ノリなどはつゆにとかしてそこに蕎麦をつけて食べるのだそうだ。
食感的にはリンガーハットの皿うどんに近い。瓦で焼けたそばの部分がパリパリといい感じの食感を生み出し、焼けてない部分のそばとうまーくマッチしている。
そして、ときおりのぞくお肉の食感がバランスいい。うん。うまい!
気がつけばすぐに食べ終えてしまった。
お茶漬け!
セットのうなぎの方にお茶をかけ、ズズズっとすすると、うな茶セットは一瞬で僕のお腹に吸い込まれていってしまった。
九州産のうなぎだったそうだよ。
お腹は満腹とはいかないまでも、満足した。そしてお勘定を払い、次の目的地である下関の唐戸市場をナビで検索。
時刻は11時27分。到着時間12時50分。
ちょうどお腹に余裕出てくる頃だなぁ~、ふぐ食べれるなぁなんて思って唐戸市場のおすすめを検索すると、営業時間5時~13時という表記を発見!
え!!!!
到着しても10分しか観る時間ないじゃん!と焦り、ナビの検索をラクラクコースから、距離に変更。
いつもはなるべく高低差のない道を通って旅をしているのだけど、とにかく早く着きたかったので距離を選択すると到着時間12時47分と3分しか縮まってない!
それでも早く着くんだからいいかと、距離優先のまま出発。
ふぐぅ!
指示されたとおり大通りを曲がるといやな予感がした。
峠だ。
予感的中。
今までのフラットな道が嘘のように登っては下り登っては下りと繰り返した。太股パンパン。それでもこぎ続けるのを辞めることは出来ず、くそう!と叫びながら爆走!
戦場ヶ原!
化物語好きなら必ず目をとめてしまうであろう「戦場ヶ原」という文字も写真に収めるだけにして爆走!
日本一周自転車名所紹介:唐戸市場
そして到着。唐戸市場。到着時刻12時35分。予定より10分縮めた。
唐戸市場!
…が、やっぱり朝の5時からやっているだけあって、もうほとんどの市場が終わった後だった。
ふぐぅぅう!
僕は写真を撮りながら、まだやっているお店を探し歩く。
お!
そして発見。とらふぐの刺身が1000円で売ってる!すぐ食べれるよというので、僕はすぐさま購入し、近くにあったベンチで早速、食してみる。人生初めてのふぐ。
とらふぐの刺身1000円!
とらふぐの刺身1000円。いただきまーす。
…
…
…あぁ、こんな感じか。
高級食材って、ものすごく癖があって大好きな人がいるか、ものすごく癖がないためにみんなが食べておいしいと感じるかのどっちかだと思うんですよね。
それで僕は癖がある方が好きなんですが、ふぐはというと、癖が全くない方の高級食材でした。
味はほとんどない。食感はコリコリしてる。そのコリコリを楽しむ感じ。つける醤油の主張が強すぎて、ポン酢を飲んでる感じだった。
ふくしょうゆ!
あ、ふぐは下関だと「ふく」というのは知っていたけど、本当にそうだったよ。
「ふぐ」は不遇を連想するから、福の「ふく」と呼ぶのだそうだ。
ふぐ刺しはこんな感じでした。ふぐちり鍋になると印象変わるかも。食べてないのでわからんけど。
僕がふぐを食べ終わると、13時。唐戸市場は閉店しました。
日本一周自転車名所紹介:亀山八幡宮
急いでこいできたので疲れちゃって、唐戸市場の目の前に亀山八幡宮という神社があったので休憩がてらお参り。
山陽道第一番塚!
「ここは山陽道の基点九州渡航の起地なり山陽道第一番塚なり」と長門国志さんが言ってるよ。起地という言葉がなんとなくわかりそうでわからなかったんだけど、調べてみても出てこなかった。
起地ってキチって読むのかオキチって読むのか。それとも造語なのか。まぁ、とりあえずいろいろな基点となる場所みたいだね。
とにかく上に行ってみよう!
亀山八幡宮の鳥井をくぐり、階段を登るとそこには…。
ふぐの像!
ふぐの巨大な像がありました。逆光なのでうまくれなかったけど。ふぐの像とタイトルがついていました。そのまんま!
ふぐをふくと呼ぶ理由!
下関で河豚を「ふく」と清音で呼ぶのは、わが国最古の分類体漢和辞書「和名類聚抄」が「布久」と読ませていることにも裏付けられこれを「福」につないで文字通りの海の幸とするのである。
と、書かれております。
このふぐの像は昭和初年に建てられたけれども、戦時中の金属供出で、一度姿を消したらしい。それを読んで明石の本初子午線に建てられた標を思い出した。
戦時中ってこういう像までも回収されてしまったのだね。
このたび河豚への深い感謝と愛情をこめ、関係者一同戮力して関門海峡を見下ろすこの神域に、幸福をまねく波乗りふくの像を復活させた。郷土の夢と発展を託すあかがねの魚像に栄光あれ。
平成2年に再び復活させたふぐの像。こういうのが見られるって事は、今の日本は平和だって事なんだな。
ふぐの像が見下ろす海!
ふぐが見下ろしているという海を堪能する。
ある程度、亀山八幡宮でゆっくりした後、写真を撮りながら唐戸市場の周りを観光。
マンホール!
下関はマンホールでさえも河豚でした。
日本一周自転車名所紹介:ふくのフクロ競り
馬関名物「ふくのフクロ競り」と説明書きに書かれておりました。馬関?って思ったけど、昔は下関の事を赤間関(あかまがせき)と呼んでいて、赤馬関とも書いたらしくそこから馬関(ばかん)って言うようになったらしいよ。
馬関まつりってのが8月に開かれるんだってさ。
フクロの中で指を握って提示額を示す下関独特の競りが銅像になっておりました。下関はどこに行っても河豚だな。
一瞬、野球の銅像かと思った。なぜかはわからんけど。
市場に「エカエカーエカー」の声が響くらしい。「競りは闘いの場ですが、下関の市場では闘いは手をつないで行われます」と書かれていたのが心に響いた。
関門橋!
まぁ、そんな感じで唐戸市場周りを写真に収めていたのだけれど目の前にはすぐそばに九州が見えました。
ああ、あの大きな橋を渡ってしまえば九州に行けちゃうのか。なんて、おもったけど、関門橋は自転車では通れなそうだったので断念。
おや?
大きなイカリがある。
うおぉ!
すぐ近くに海に入れるじゃないか!
なんてことが頭によぎったけれども、チャリ盗まれそうだからこれも断念。
そこらに釣りを楽しんでいる人も多かったしさ。うん。チャリなければ泳いでいたよ。本当だよ。10月下旬の海をね。
日本一周自転車名所紹介:壇ノ浦古戦場址
とりあえず自転車を走らせ、近くにあった壇ノ浦古戦場址を観ることに。源平の最終決戦の場所だからね。平家滅亡の地ですな。
壇ノ浦!
…期待がでかすぎたのか、銅像が二体、ぽつんと置いてあるだけの壇ノ浦。
源義経と平知盛の像なんだってさ。しかもこれは2005年にやってたNHK大河ドラマ義経を記念して2004年に作られた比較的新しいものらしい。
安徳天御入水之処!
今ぞ知る みもすそ川の御ながれ 波の下にも みやこありとは
平時子の辞世の句が書いてあった。孫で8歳の安徳天皇を抱いて壇ノ浦に入水したと歴史の教科書に書いてあったけれども、こうやってその地で読んでみるとなかなか無念な歌だ。
まだよくわかっていない安徳天皇に波の下にも都があるのですよと説明して死ななければならないとは。
文字が怖い!
なんでもない馬関開港百年記念の石碑の文字が、怨念により滲んでいるように見えてしまった。
日本一周自転車名所紹介:みもすそ川公園
ちなみに説明し忘れていたけど、壇ノ浦古戦場址はみもすそ川公園の中にありまして、ここの場所にはもう一つ目につくものがあるのです。
長州砲!
それはこちら。ドカーンと今にもなりそうな大砲が5つ並んでおります。こちら長州砲と呼ばれるものでして、幕末の下関戦争の時に活躍した大砲らしいのです。
長州藩とイギリス、フランス、オランダ、アメリカ連合艦隊が戦って攘夷戦が終結したらしいのだけれど、今考えてみれば日本の一つの県である山口県と外国4ヶ国が戦っているのだから、すごい話だよね。
ちなみにその時は長州藩の大砲は全部戦利品として外国に持ち去られてしまったんだってさ。んで1984年に外務大臣の安倍晋太郎とフランス政府の行為によって貸与の形式で里帰りしてきたらしい。
その記念に原寸大で精密に模造して作られたのがこの5台の大砲なんだそうだ。そのうちの1つはお金を入れるとドカーンと砲撃音と煙の演出が楽しめるらしい。
うひょー!
全長3.56m、口径20.0c mの大砲5つはド迫力でした。こういう物が実際に使われない日本に生まれた事を幸運に思わねばね。ありがたや、ありがたや。
はて?あれは何だ?
その大砲で穴があいたような丸いモニュメントを見つけた。近づいてみると何やら文字が書かれている。
家の裏にでると、渦潮の巻く瀬戸を船が上下した。対岸の目と鼻の先には和布刈神社があった。山を背に鬱蒼とした森に囲まれ、中から神社の甍などが夕陽に光ったりした。夜になると、門司の灯が小さな珠をつないだように燦めく。
松本清張「半生の記」より
と書かれていた。どうやら作家の松本清張が下関市に住んでいた事を記念したものなんだそうだ。この穴は大砲で穴が開いたわけではなく、ここから海峡を覗くと和布刈神社が見えるんだって。
それぞれ写真を撮って終了。ふう。こんな感じで下関を後にしますかなと出発しようとしたその時…
日本一周自転車名所紹介:関門トンネル人道
後ろを振り返ると、関門トンネル人道入口という場所を発見!
これつたって九州行けちゃうのか!行っちゃおうかな。行っちゃおうかな。
よし!行っちゃおう!
自転車等20円!
ということで、通行料20円払ってトンネルへ。
エレベーター!
地下へは大きなエレベーターに乗って向かう。
これまた記念ということで、動画撮りながら通った。自転車は押しながら行かないといけないので、片手でカメラ、片手で自転車の状態で700m ほどは結構疲れた。
最後にはカメラの電池なくなって途中で動画切れちゃうし。っていうか、動画撮れてなかったし。
in 九州!
そして見事関門トンネル人道を突破して、地上に出ると、そこはなんも変わらぬ福岡県。九州に上陸したはいいけど、見える景色はさっきと一緒だった。
九州にトイレだけ行って帰る男!
なので、自動販売機でコーラ買って、トイレ行って、引き返した。滞在時間5分。
TOPPA!
また関門トンネルをくぐったわけだが、今回は動画を撮ったりしてないので、ヒャッホーと、ちょいと自転車に乗る。
駄目、絶対!
自転車に乗ったらすぐさま、スピーカーで「自転車はおりて押して下さい!」と注意された。
どこから監視されているんだろうなんて思ったが、素直に手で押して700mを戻った。
さて次はどうするか…と見ていると!
地上に出て、次の目的地を検索してると「お兄さん、通行料払って!」と警備員に言われる。
え!?行くときに払いましたよ!
というと「ここは行くときと出るときに払うんだよ、お願いね」と言って、すたすた事務室に戻っていった。
そうなのか。まぁ、いいかと、さらに20円を通行料として支払う。
とりあえず先に進もう。瓦そばも河豚も食べちゃったし、今日はとくにやることがなくなってしまった。
今日はホテルが取れなかったので、宇部市にあるときわ湖畔北キャンプ場に泊まる予定を決めた。
予約が必要かもしれないから、念の為、事務局に電話してみると、やっぱり予約が必要な所らしい。
「今日は誰も使ってないので、大丈夫」と言われて一安心したのもつかの間、次の言葉で「17時までに事務手続きしに来てください」なんて事を言われて、あわててナビの到着予定時間を見ると16時50分。
こりゃまたぎりぎりだな。と急いで出発する事にした。
スイスイ!
ただ、同じ山口県でも日本海側と太平洋側じゃこうまで違うのか!って思えるぐらい道がフラットで、自転車専用道路までついて、スイスイ進む。
今までナビの予定時間はあくまで目安で3時間ぐらい遅れる誤差があったのだけど、珍しく予定時間を上回る快調な走り。
最高級母さん!?
途中、なんでもない看板を写真に撮ったりする余裕もみせる。ますやみ最高級母さん?なんぞそれ?
後で調べてみると、「ますやみそ最高級母さんの味」と書かれているようだった。
高山トンネル!
こちら高山トンネル。道が平坦であるだけでなく、チャリで通りやすいように歩道もかなり広めに作られているのはありがたい。これで車が横を通り抜けても身体がふわっと浮くこともない。
なんぞあれ!?
いつの間にか下関市を抜け、小野田市という所を通っていると、前の方にでっかい瓶が見えてきた。
日本一周自転車名所紹介:旦の皿山
どうやら、ここらへんは旦の皿山(だんのさらやま)とか言われている所で、窯業が盛んだったそうだ。このでっかい瓶は硫酸瓶で明治22年頃から昭和30年ぐらいまで小野田市の基幹産業として役割を担っていたらしい。
瓶の横にはかつての皿山の風景が描かれているんだって。街の風景を見ていると、その土地その土地の歴史が刻まれているね。
ただ、歴史をなぞっているとどうしても時の流れの栄枯盛衰を感じてしまって、ちょっぴり淋しく感じる僕なのでした。
ぱんち!
そんなしんみりした僕の顔面をぱんちしてくれるようなヘアサロンぱんちの看板を見て、笑い先へ進む。残り時間あと1時間。
こういう街灯好き!
うおお!!先へ進む進む。
こういう等間隔に置かれた街灯ってなんか見ていると和むんだ。なんでだろう。
ついつい写真を撮るために立ち止まってしまう。うおおお!先へ進まねば。
な!
なんだこれは!?
おっと、立ち止まっている場合ではなかった!先へ進まねば。
…あれは一体なんだったんだろう。
看板見えた!
目的のときわ湖畔北キャンプ場に着いたのも16時40分。間に合ったー!
と、思ったが!
事務局がどこにも見あたらない。
見えるのはニャーだけ!
再び電話をかけると、どうやらここから、かなり離れている模様。
再びナビに場所をセットし、こぐこと2km 強。
ときわ湖水ホール!
着いた先にはにこやかなおじちゃんが僕を待っててくれて、名前を告げるまでもなく用件をわかっていてくれた。
事務手続きをしながら、そのおじちゃんと話をした。頑張ってくださいの言葉が温かい。
今日の夕飯!
どうやらキャンプ場の近くには食事処がなさそうなので、今日の夕飯はセブンイレブンでカツカレーを買った。
…辛い。
久しぶりに食べたカレーは辛かったけど、うまかった。コンビニの弁当ってレベル高いよね。
日本一周自転車名所紹介:ときわ湖北キャンプ場
ときわ湖北キャンプ場に戻ると、何やら箱のような物が目に入った。ここのキャンプ場はコンセントが使えるようだ。
角島で2日。今日もキャンプなので、ちょいと充電させてもらうことにしよう。
ただ、またもやWiMAXの地図ではここのキャンプ場もサービスエリア内だったのだが、僕のポケットWiFiが火を吹いてくれないので、ケータイで日記を下書き中です。
後日、アップロードしなきゃ。
湖が幻想的!
そういうわけで、湖が綺麗なときわ湖北キャンプ場でおやすみなさーい。
明日は宮島の手前まで行く予定!
ではでは( `ー´)ノ旅ブログ:自転車で西日本一周!ロードバイクで引きこもり脱出20日目はこんな感じでしたぞ!
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました!
野口明人
旅ブログ:自転車で西日本一周を目指して引きこもり脱出の旅20日目まとめ
本日の走行距離
117.648 km
本日通った道はコチラ
https://www.a-trip.com/tracks/view/117228
本日の写真はコチラ
https://www.facebook.com/pg/EMOTIONBRAINZ/photos/?tab=album&album_id=2894847093900183