困った時の神頼みをして、あなたの悩みを必ず神様に救ってもらう方法

困った時の神頼みと言えば、昔からあることわざで、苦しい時の神頼みとか言われたりしますが、その意味は“ふだんは神や仏のことなど拝んだことすらないような人が、追い詰められた時にだけ頼ろうとすることの身勝手さ”を言ったものです。

「でも神様って全知全能っしょ?そんな身勝手な人間ですら救ってくれんじゃね?」

…なんて事を考える罰当たり気味な僕。

だって、実際に困った状況に陥ってみない事には、誰かに頼ろうなんてしませんもの。あなたも一度は経験があるかもしれません。病気になって初めて健康の大事さに気がつくなんて事。意外と難しいのです。常日頃、恵まれている時に困った時の事を考えながら生きるなんて。

僕もその昔、大学受験で、自宅浪人をしていた頃、あまりにも自分の学力の位置が把握出来ずに不安になり、普段頭の中に考えたことすらない、菅原道真さんの力が宿っているという鉛筆を使った事がありました。

五角形で合格への願掛けされた持ちにくい鉛筆を。あれも考えてみれば困った時の神頼みでした。普段は初詣すら行かない無骨者なのに。

そう。人は困った時にこそ神にすがりたくなるのです。困っていなければすがらない。菅原ない、なんちゃって。

「じゃあ、神様って常日頃から信じる人しか救ってくれないの?信じる以前に神様を知らない人は不幸な運命をたどるしかないの?そもそも拝むって言うけど、その行動が出来ない人はどうなるの?」

無宗教者の僕でも、神様に対して漠然としたイメージは持っていますが、考えれば考えるほどわからなくなりました。でもだからと言って入信するほどの信仰心なんてありません。

しかし、それでもやっぱりいざという時が来てしまった時の事を考えると心配で眠れなくなってしまう僕は、キリスト教の聖書や、仏教の三蔵、儒教の経書などなどを調べたり、解説書などを読んでみることにしました。

そしてそこから得た情報を自分の実体験を元に照らし合わせてみると、とんでもない大発見をするのです…。

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困った時の神頼みをして、必ず神様に救ってもらう方法なんて…

困った時の神頼み-01

困った時の神頼みをして、必ず神様に救ってもらう方法の話をしていくわけですが、正直あなたは今、こう思っているかもしれません。

「悩みを必ず神様に救ってもらう方法なんて言い出して、コイツやばいんじゃね!?」

安心してください。ここのブログには、過去に色々と自分に起きた災難や悩みについて書いてきましたが、変な宗教にハマってしまったわけではありません。

日本人は比較的に宗教アレルギーを持つ人が多いと思いますが、僕もうちのその一人。友だちが少ない僕ですが、過去に2度、仲良くしてくれていたと思っていた友人に、しつこいほどの宗教勧誘を受けた経験から、自分が宗教に入ろうとは考えられなくなりました。

人を幸せにするはずの宗教が、宗教勧誘によって、嫌な気分を人に与えるなんて矛盾しとる。相手に教えてあげなければ、その人は幸せに気が付かないというのが宗教勧誘の論理だとしても、別の形の幸せでもいいじゃないですか!押し付けるなよ、幸せを!

人は人。素晴らしいと感じるものはそれぞれあっていい。

っていうのが僕の持論なのです。どれだけ素晴らしい事でも押し付けられた時点で、いやー、やめてーってなるものです。本当に良いものなら、気がついたら自分の方から歩み寄るでしょう。

ということで、まぁ、僕がこれから話す事も、あなたに押し付けるようなものではなく、こんな感じのひらめきがあったんだけど、もし困った時が来たら思い出してみて?的な気軽な感じで聞いてくれたらいいのです。

さて、前置きはこのぐらいにして、まずはじめにあなたに質問。

初詣、バレンタインデー、お盆、ハロウィンにクリスマス…

困った時の神頼み-02

あなたはこの中で一体いくつ体験したことがありますか?もしかしたらすべてを経験したことがあるかもしれませんし、ひとつも経験したことがないかもしれません。

でも、もし経験した事がなかったとしても、これらの行事が日本ではメジャーである事は知っているでしょう。これらの行事はすべて、宗教に基づく行事です。

しかも初詣は神道、バレンタインデーはローマ・カトリック、お盆は仏教、ハロウィンはケルト人の収穫祭、クリスマスはキリストの生誕祭と、宗教とか宗派がバラバラです。

中には神道と仏教を混同している人もいるでしょうし、え?ハロウィンってキリスト教のお祝いじゃないの?なんて思っている人もいるでしょう。

でもいいのです。ぶっちゃけ、これらのイベントはみんな、人々がハッピーになる為の行事なのですから。ハッピーにさえなれれば宗教とか関係ありません。だって、全部の宗教がハッピーになるために始まったのだし!

…と、結構宗教に対して厳しい目を持ちながら、寛容なのも日本人のいいところだなぁなんて僕は思うのです。日本人は矛盾をすんなりと受け入れられる素晴らしい感覚を持っていると思います。

そんな寛容な感覚をお持ちのあなたに、神様の話をしましょう。

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神様って誰?

困った時の神頼み-03

きっと、宗教色が強い国に行くと、この質問ひとつで戦争さえ起きかねない質問でしょう。それは一神教という性格を持つ宗教が大半を占めているからです。

一神教。それは、ただ一つの神だけを信仰の対象とする宗教。有名な所でいえば、キリスト教とかイスラム教ですね。その世界では「神様って誰?」って質問をすれば息つく間もなく答えが返ってくるでしょう。

それに対して、日本には八百万(やおよろず)の神なんて言われるように無数の神様がいます。菅原道真のように人が亡くなった後に神様として祀られるようになったパターンもあれば、付喪神(つくもがみ)のように何年も人に大事に使われる事により物が神様になったものもあります。

精霊信仰・アニミズムのように、大木や岩などが神様として祀られるものもありますし、コックリさんやら花子さんのように怪談話におなじみの妖怪やおばけの類も一種の霊的なもの、神様として扱う人もいます。

はたまた恋のキューピッドなんて言われるように、ローマ神話の神様を用いる事もあれば、ゼウスのようにギリシア神話の神様がビックリマンのシールに使われてたり。

聞き馴染みがある所でいえば、みんな大好き七福神なんてすごく興味深い所でして、7人いる神様のうち、日本の神様は恵比寿様だけです。その他はインドや中国の神様なのです。外国の神様でさえ崇められ、受け入れられる日本人の寛容な心と言ったらもう!

さっきから寛容、寛容と何度も唱えるように言っていて、うるさいかもしれませんが、この寛容さというのが、今回のポイントなのです。

困った時の神頼み。びっくりするほど神様が多いこの日本で、困った時に救ってくれる神様は一体誰なのか?その話を寛容さと交えてしていくことにしましょう。

実は神様は困った時に救ってなどくれません…

困った時の神頼み-04

「信じるものは救われる」この言葉を一度は聞いた事があるのではないでしょうか?これはキリスト教の聖書と深いかかわりのある言葉なのですが、実は聖書には書かれていません。似ている言葉はモーセの言葉にあるんですが。

あれは別に、神様を信じるものは、困った時にスーパーマンのようにひょいっと神様が目の前に現れ、救い出してくれる。だから神を信じなさい、神ってすげーんだぜ!?という意味ではないのです。

信じるものは救われる。あれはある種、聖書に書かれている通りのように生きれば、生きやすい人生を送れるよ〜的な感じで言われている言葉なのです。

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聖書。これは人類史上、一番のベストセラーの本です。なぜそこまで人に読まれ続けてきたか。それはあそこになかなか良いことが書いてあるからです。

でも、もしかしたら、日本人にとって聖書とは触れたら危ない本みたいな感覚もどこかにあるかもしれません。一通り読んだことがある人なんて、無宗教の人ではほとんどいないでしょう。

だからきっとあそこに何が書かれているのかを知っている人も少ないでしょうし、なんとなーく超人伝説的な、7日で地球を作ったり、海がバサーっと二手に分かれたり、石をパンにしたり…などなど、神様を神様足り得る事を信じさせる事だけが書かれていると思い込んでいる人も多いでしょう。

旧約聖書だったり新約聖書だったり、言葉では知っているけれど、古い訳?新しい訳?ぐらいに思っている人も多いでしょう。それぐらいベストセラーと言われつつも日本人にはあまり馴染みのない書物が聖書です。

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信じない者は滅びるとか…

困った時の神頼み-05

ちなみに、旧約はキリストが生まれる前のユダヤ人と神様の約束事。新約はキリストが生まれた後にした、神様との約束事って意味らしいです。ユダヤ人しか救わないって言っていた神様が、ちょっとばかし約束事が厳しすぎて、約束破った人間を洪水で懲らしめちゃったから、もう少し約束をゆるくして、ユダヤ人以外も救うよーっていうやつです。

ここらへんはノアの方舟とかバベルの塔とか日本人にもちょこっとだけ馴染みのある言葉があるのではないでしょうか?まぁ、神様にもいろいろ事情があるのです。

それでですね、その約束事について書かれた聖書に、信じない者は滅びるなんて物騒な事が書かれている所もあります。まぁ、一度は洪水で懲らしめちゃったぐらいなのだから、そんなに神様は甘くありません。困っている時にただ黙って助けてくれるはずがないのです。信じなければなりません。

でも、おそらくその真意は、自分の考えに凝り固まった人は、人の話を聞かず、何の打開策も生み出すことが出来ない。時には人の話に耳を傾けたらいいんじゃね?だって、人って何千年も生きてきているわけだし、過去にあなたと同じ悩みで悩んでいる人もいただろうし、その人がどうやって解決したか知っていても損はないでしょ?

それに君はきっと人の話を聞かない頑固者だから、普通の人がいくらいいことを言っても聞いてくれないだろう?でも、すげーやつの話ならちょっとぐらい聞いてもいいんじゃね?じゃあ、神様が語ってあげようじゃないの!

って感じなのだと僕は思います。…まぁ、あくまでも僕個人の意見ですし、実際の信者さんから見ると、は?コイツ全然わかってねーな!ってなるとは思いますが。そしたらゴメンナサイ。

でも、読んでみて面白いものでした。聖書。

「信じるものは救われる」事さえ、捨てる宗教

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一方、仏教では「信じるものは救われる」的な発想はありません。仏教は奉仕の心を大事にします。何かを得るために何かを信じるなんて事をしないのです。

仏像とかの格好をみたらよく分かると思うんですが、あの神様たち、座ったり、呆然と立ち尽くしてたり、寝っ転がったりしてるでしょう?あれは悟りを開く順番で格好が決まっています。

まず悟りを開こうと薄目で座ります。そしてそこで閃いた事を立ち上がって布教します。そして究極まで行くと寝っ転がってな~んもしないのです。

何かを手に入れようとする人は、行動の後に寝たりはしないでしょう?報酬くれ!と手を伸ばすじゃないですか。でも仏教の世界では、もうすでに信じて行った時点で救われているっていうスタイルなのです。

救われようとする心を捨てなさい。そうすれば楽になれます。という感じでしょうか。

そもそも仏教の神様的存在であるブッタは金持ちの王子様だった人なので、捨てる事、囚われている物を取り除く事で救われるというスタイルです。

まぁ、どちらにせよ、困っている時に颯爽と現れるスーパーヒーローな神様はいないという事です。

じゃあ神様なんていらねーじゃねーか!!

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ここまで読んでくれたあなたは、もしかしたらそんな風に叫んだかもしれません。ええ。僕もそんな感じで叫んだことがありました。

「神様のバカヤロー!なんで僕だけがこんなにひどい目にあわなくちゃいけないんだー!!」

…なんてね、神様を罵倒していた時期もあったぐらいです。子供が二人亡くなった時はもう神様を呪ってやろうかと思いましたよ。なんじゃい、そんな神いらんわー!!と。

でも、ここが重要なのです。

「なんで僕だけがこんなひどい目にあわなくちゃいけないんだ」

実は、これがすべての人の悩みの根源、悩みの種だと思うのです。

人がもっとも恐れるもの。それは「未知」です。「わからない」という事が一番怖いのです。

例えば、今あなたが急に腹痛に襲われたとしましょう。なんだかわからないけれど、急にお腹が痛くなってきた。トイレに行っても治らないし、家においてあった整腸剤を飲んでも痛みがおさまらない。

そんな時はどうしますか?病院に行くでしょう?では、なんで病院に行くんですか?

「そりゃー、治してもらうためだろ!!」

確かにそうかもしれませんが、お医者さんは治す前に「診察」をします。状態をみて、原因を特定するのです。そして原因がわかった後に治療を行うのです。

それでまぁ、病院に行ったことがあればわかると思いますが、病院に行ったその日に治るなんて事はありません。でも余程の事がない限り、病院に行くことであなたは「原因」を知る事が出来、病院から帰る頃には、病院に行くときよりも心が軽くなっていることでしょう。病気がまだ治っていないのにです。

それは「わからない」が消えたからです。もちろん、病院に行って、全くわからない病名を言われた場合はさらなる「わからない」があなたを襲う事になるのですが。

でも大抵の場合は「風邪だね。今年の風はお腹に来るから」と言われて、薬を渡されておしまいです。風邪という病名はありませんが、風邪というわかりやすい原因が患者に伝わりやすいので病院の先生は風邪という言葉をよく使います。

それは「わからない」事を取り除く事が一番の治療だという事を知っているからです。

困った時の神頼みの使い方

困った時の神頼み-08

悲しい事に、僕ら人間は生きていると様々な不幸や、災難に襲われる事があります。どんなに気をつけていても、どれだけ努力していても、運が悪かったとしか言いようのない状況に追い込まれる事があります。

どれだけ気をつけていてもです。どれだけ気を張っていても避けられない状況が人生の中では起こり得る。

なぜ。

一体自分がどんな悪いことをしたっていうんだ。

なんでこんな目に合わなければならないんだ。

そんな状況に陥った時に人は自問自答をします。何が悪かったんだ。どうすれば良かったんだ。一体なぜ。なぜ自分に起きたんだ。

そうしてその抜け出せない答えのないループに陥って悩みます。悩んで悩んでどんどん落ちていきます。

わからないのです。どれだけ考えても。

…そんな時こそ困った時の神頼みです。

神様のせいにしましょう。

「神様は乗り越えられるものだけに試練を与えるとか言うしな、これは試練なんだ!」

そう。これで「わからない原因」が「神様の試練」に変わりました。

もちろん、神様という言葉が宗教アレルギーでどうしても受け付けないというのであれば、こういう考え方も出来るでしょう。

この不運が僕に起こった理由。それは僕が他の誰かを救えるようになる為だ。

僕が旅に出て知り合った人はこう言いました。

「道案内をするなら、知識だけで知っている人よりも、一度その未知(道)を通った人の方が上手に出来る」

さあ、あとは実践あるのみ!

困った時の神頼み-09

まぁ、宗教の話なんて用いて長々と語っていきましたが、僕が言いたいのは、ほとんどの悩みの原因は「わからない」って状態にあること。その「わからない」が取り除ければ、少しだけ心が軽くなるよっていう話でした。

僕もね、恥ずかしながら子供の事があった時には、こんな人生もういやだって思って、睡眠薬なんて飲んで自殺未遂をしてしまったけれど、結局の所、こうやって生きています。

それはきっと、だれか同じように悩む人の話を聞いたりして、誰かを救える時がきっと来るってことだったんだと思うし、実際に四国に旅に行った時に芥川龍之介もびっくりな事実は小説より奇なりな出会いもありました。

なぜ自分にこんな不幸が起きるんだろう。自分が一体何をしたっていうんだ。そんな風にもし、あなたが悩んでいるとしたら、少しだけでもいいので困った時の神頼みをしましょう。

どの宗教が正しいとか僕にはわからないですが、どの宗教も結局は幸せになるために誰かが考え出した知恵の結晶です。つまりはあなた教でもいいのです。あなたが幸せになる方法。あなただけの神様を作り出してもいいと思うのです。

困った時にわからない原因を肩代わりしてくれるありがたい神様。自分を強くしてくれる試練を出してくれる虹ペン先生。誰かを救うために現れた自分という神様でも良いかもしれない。

自分なら乗り越えられると信じる力を持つ神様。それがあなた。あなたは神様なのだから、こんな苦難だって乗り越えられる。そういう風に出来ている。

そんな感じで神様に対して寛容な国に生まれた僕らは、ちょっとだけ得だったのかもしれないなぁ…なんて考えつつ、今日の話を終わりにしたいと思います。

ではでは、ここまで読んでくれて本当にありがとうございました。あなたの悩みが少しだけでも軽くなりますように。困った時の神頼みの話でした。

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