『少女』前作とよく比較される…。その考えを捨てて読めば面白い本。

少女

少女


著者:湊かなえ
出版社:双葉社(双葉文庫)
出版年月日:2012/02/16
ページ数:328ページ
ISBN-10:4575514837
『少女』レビュー
5.8 管理人の総合評価
読みやすさ
為になる
何度も読みたい
面白さ

湊かなえの告白が非常に良かったので、次の作品である「少女」を読んでみました。

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Amazon大好きな僕は…

この本を読む前に、Amazonなどのレビューを読んでしまって、かなりの酷評をされていたので、この本を買ってみたはいいけど、長い時間、机の上に平積みされたままでした。

ただ、やっぱり、あーゆーレビューが必ずしも自分の評価につながるわけではないという事をこの作品が教えてくれました。面白いですよ、この本。

確かに、前作の「告白」があまりにも緻密でショッキングな作品だったことから期待値がでかくなったのでしょうが、それと比べると見劣りする作品なのかなっていうのもわからなくもないのですが、時間をおいてから読んだせいか、あらかじめ期待せずに読んだせいか、最後の最後でこの作品に心をギュッとつかまれました。

相変わらず、複線の張り方と回収の仕方がうまい。文体が軽すぎるという評は、少女という作品が女子高生が書いた作品というていで書かれているからかもしれないと取れないこともない。

前作と比べると、前作と比べると、前作と比べると…。

まぁ、他の作家と比べると、と言われないだけみんなが湊かなえを評価しているんでしょうね。ライバルは自分。そういう人は本物だと思います。ええ。勝手にそう思っています。

「人が死ぬところを見てみたい」

二人の少女が夏休みにそれぞれ違った環境で、違った感覚で同じことを思い、それを実行する。そういうストーリーではあるんですが、この作品のテーマとなっているのは「因果応報」という言葉。

最後まで読み終えると(解説までも含めて)、実にすっきりとした、そして湊かなえ特有の後味の悪さを残した読後感に浸れると思う。あなたがその気分になったのはこの本を読んだから。因果応報。

湊かなえ、すげぇなぁ。

次々と新作が刊行されていくみたいなので、彼女の作品は追っていきたいと思います。

湊かなえの少女。読むかどうか迷ったら、とりあえず読んでみてほしいです。うん。これが駄作なら、他の作家はいったい何を書いたらいいかわからなくなってしまうと思う。それぐらいレベルが高い作家だと思います。はい。

ストーリーをこと細かく言うとネタバレになってしまうので、こんな感じの感想でした。

ではでは。

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