野口の旅日記、復刻中

『種』という多くを望んで大切なモノを失ったバカ野郎の詩

土に指 穴を開け
思いを込めて種を蒔く

ヒトツの穴に 種ミッツ
同じ花から取れた種

みんな芽が出てほしいけど きっと願いは届かない
僕らはそれをわかってて ヒトツの穴に種ミッツ

そこから出てきた芽を見ては 喜び愛しみ水あげる
その芽はいくつも花つけて 無数の種を産み落とす

そこで泣いてるキミだけに ひとつイイこと教えよう

ゼロからイチは難しい
イチからジュウは簡単だ

たとえ多くを持たずとも ヒトツあること喜ぼう
たとえ多くを出来ずとも ヒトツ出来れば上出来だ
たとえみんなが嫌いでも ヒトリだけでも好きでいよう

ゼロからイチに出来さえすれば それはいつかは大きくなるさ

もしも自分が空っぽで ゼロだと思ってしまったら
まずは大きな穴を掘ろう

心にぽっかり空いた穴 それをじっと見つめよう

そこに蒔く種なくたって ヒトツの事が出来たじゃないか
穴を掘ること見ることも 何かが出来るに違いはないな

ヒトツが出来ればジュウになる
ヒトリで出来ればジュウになる

たったヒトツで良しとしよう
たったヒトリで良しとしよう

ヒトツであること嘆くより
ヒトツがあること喜ぼう

きっとヒトツが花開き
その花やがて 種をつけ
ヒトツがいつかジュウになる

心に種を蒔くために
大きな大きな穴がある

あなたが落ち込むそのわけは
種まく穴があるからさ

さあ ゼロから始めよう
ゼロからヒトツを生み出せる

この世の全てはゼロから始まる
失う事も怖くない

あの子が流した涙さえ 出てきた芽たちの水になる

失うなんて言葉はね ホントはマイナスではないよ
失う事は戻ること元の場所に戻ること

たとえば地球を廻ってごらん
一周廻って元いる場所に戻ってきたらマイナスかい

一周前の自分より何かがきっと違ってる

たとえ何かを無くしても それは元に戻るだけ
だけどそこには変化があって 次に繋がる種がある

次に闇 穴を開け
願いを失い種を蒔く

ヒトツの穴に種ヒトツ
そこに流した哀しい涙

そこから出てこぬ芽を夢見ては 涙も止まらず水あげ
泣いても泣いても止まらぬ涙

こんなに水をあげるのに どうしてわかってくれないの
こんなに気持ちを込めるのに どうして少しも伝わらないの

涙が枯れた 種枯れた
そこでわかった 恵まれていた

ヒトツの事を ヒトリの事を 当然みたいに思ってた
ヒトツじゃ足りなく ヒトリじゃ嫌で
多くのものを望んでた

ゼロからイチは大変で やっと手に入れたイチなのに
ジュウを手にした私には イチはとっても些細に見えた

小さく見えたその種は 風が吹いたら飛んでいき
私の知らない場所に落ち 力強くも芽を出した

ほら 種って重いもの
小さく見えるその体 大きくなってしまうもの

大きくなったその姿 必ず最初は種だった
だから忘れず 思い出す

私もあなたもあの子もキミも ヒトツでヒトリで小さい種で
力強くも芽を出した

芽が出ぬ種もあったろう
届かぬ思いもあったろう

だからね 無理とは言わないが

ヒトツだけでも大事にしよう
ヒトリだけでも大事にしよう

大好きだって言ってやろう
大好きだって言い張ろう

いつかはきっとその種が 大きくなって花ひらく
いつかはきっと大好きが 大きくなって種になる

知らないうちにその種は 風に吹かれて飛んでいき
辺りは好きでいっぱいだ

好きで溢れた その世界
はじめは必ず種ヒトツ

ヒトツヒトリの物語
ヒトリヒトツの物語

ABOUT ME
野口 明人
好きな映画は『オーロラの彼方へ』。好きな小説は『十八の夏』。好きなCDは『Return to Forever』。好きな漫画は『惑星のさみだれ』。趣味はロードバイクで日本をぐるぐる。そんなノッポでうずまきな30代。埼玉出身。ブログは今年で10年目!!記事少ないけど。…でも、それぞれ魂込めて書いてきたはず。だから、今日も読んでくれてありがとう!

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