四国で歩き遍路29日目。悟りとイノシシの罠とハロウィンパーティー

『歩き遍路29日目』。興奮して夜も眠れず、頭の中がぐるぐる回る。ここでの生活は新しい発見と、昔の出来事の理解を深める。どうしてあの時あんなことになったのか。どうしてあれは上手くいかなかったのか。

人との関わりの中でなんとなくでも解かれていく、かたーい結び目。人の命とは何なのかを考える日々。人と関わることはどういうことなのかを考える日々。そして今日も一日が始まったわけだけれど…

スポンサードリンク

歩き遍路29日目、悟りの扉がバタンと閉じる

今日は快晴だ!綺麗にすっきり晴れた空。昨日の悟りを開いたものが、朝起きるとすっきり忘れてしまう。

開いた扉がバタンと閉じる。

コレはダメだと、洗濯をする。この渦を見ていれば何か思い出すかもしれない。グルグルグルグル。

うーむ。なんだったっけなぁ。世界は矛盾に満ちている。こだわりが争いを生み出す。的なことだったんだけどなぁ。

エベレストの雪塩と悟り…

今日の朝ごはんは、卵焼き、レタス巻き、大根おろしと味噌汁。そして海苔。この海苔に…

エベレストで採れたという岩塩をグツグツやって作った雪塩で食べた。この塩は口に入れた瞬間に消える。粉雪のような塩。

朝ごはんを食べながら、僕は昨日の悟りで眠れなかった話を先生にした。

そして僕は思い出す。

この世は矛盾で満ち溢れているからこそ、人は悩み、矛盾であるからこそ、人は救われる。

人との違いで悩み、人と違うことで救われる。人は常に1対1。それでいいのだの境地。

徳島に来て色んな人に出会ったけど、みんな人それぞれ。時には社会に属せない事に悩む。時には社会に属していても悩む。

こだわりを持っているからこそ、人とぶつかり、こだわりを持っているからこそ、前に進める。相手も人。自分も人。

違っていいのだ。矛盾していいのだ。矛盾していない人間なんて1人もいない。

ここに書いていても上手く説明出来ていないけれど、この事に気が付いて頭がすっきりしたような気がした。僕はこれから生きていける。

うん。それでいいのだ。

溜まり溜まった干し芋製作をガーッと

ここ最近天候が悪く、干し芋の製作が滞っていたので、今日は集中的に干し芋を作る。僕も干し芋の製作の工程を全て体験したので手伝いに入る。

干した鳴門金時をまとめて、作業部屋に持っていく。

袋詰めしたり、

袋をプレスする。

これでひとまず完成。3パコ分の鳴門金時の干し芋が出来た!

作業している時に、あいつが出現。ジブリに出てきそうなやつ。こいつが部屋をトントン叩く。なんでこんなに足が長いんだ!!

先生とあねさんと僕で、この虫について話しながら干し芋を作っています。

昼飯はラーメン!

ホルモンのような肉とニラがすご〜くいい感じで美味しい。

ほれ。うまそうっしょ?

ニラもたっぷり!!徳島のラーメン、本当に美味しい。他の県のラーメンと違うスープなのだ。どこでも食べた事がないラーメン。

イノシシの罠をトラックに乗せる

ご飯を食べたあと、先生の手伝いをする。僕は指示を受け、たけのこハウスという家の前で待った。

先生は殺生をもう辞めたとの事で、今まで使っていた罠を人に譲るのだそうだ。重そうな檻を見つける。

2人でなんとか軽トラックに乗せる。むちゃくちゃ重い。これでなくてはイノシシの力で倒されてしまう。イノシシ強い。

罠とか、漫画の世界でしか見たことなかったが、またもやいい経験になった。

檻の中には自然の木がポローンとぶら下がっている。僕は長いこと放置して木が生えてきたのかと思っていたが、それに餌をつけて罠を張るんだって。

イノシシが走る姿すら見たことなかった僕。一体今までの人生はなんだったのか。もし地震などで家が崩壊したとして、サバイバル生活をしなければならなくなったら、生き延びる自信は全くない。

明日、小屋にお蕎麦を食べに来る人がいるというので…

僕が泊めさせていただいている母屋は以前、お食事処をやっていた時の食事場所だ。

もうお店は閉じてしまったらしいが、明日は知人にそばを振る舞うらしい。

なので、母屋を開けなければならない。僕は約1ヶ月振りにリュックを背負い、部屋を移動した。

お、重い…。こんなに重かったっけ?遍路再開の時はきっと体がなまっているだろうから、大変だなぁ。

部屋がだいぶ片付く。同じ部屋だとは思えない。

あねさんを残し、僕と先生は出発

あねさんは明日の準備があるというので、小屋に残り作業する。

僕と先生は檻を届けに山を降りる。山の紅葉が始まりだした。

これが、秋晴れというものか。遠くの方に淡路島と沼島がうっすら見える。

先生が檻を渡す人の家に着くとそこにはイノシシの足跡があった。

ここのおっちゃんはここいらで1番イノシシ取りが上手なんだそうだ。

イノシシ取ったら肉食べさせてやるけん、とニッコリと笑っていた。

先生の実家でハロウィン

檻を渡した後、先生の実家に行く。家に行くと沢山のお菓子が広げてあった。

そうか、今日はハロウィンなんだな。

先生の息子さんがご飯を食べに来がてら、沢山のお菓子をお孫さんにあげてた。

お孫さんは美味しそうにラムネをボリボリ食べてた。時折、これ何に見える?とラムネをかじって作ったボールを見せてくれる。ボール…。見えなくもない。でも何に見える?と聞かれた時に思い浮かばなかった。うーん。頭をもっとシンプルにせねば。難しく考えすぎだ。

これ、折り紙大好きな2番目のお孫さんが見せてくれた。前回よりもまた増えている…(笑)折り紙を折って、学校の友達に配っているんだって。このお孫さんはとにかくずっと折り紙を折り続ける。すごい才能だ。

そーいえば、今日は昼間から鼻水が止まらない。花粉症だろうか。マスクをして登場すると、アレルギーの薬をくれた。

飲んで少しするとピタッと止まる。おお。助かる。

今日の夕飯はこれ。そば米汁って知ってる?

シャケのホイル焼きがニンニク効いていて美味しい!…しかし、そこで気になる1つの汁。

これはなんだ。味噌の麹だろうか?気になったので聞くとそば米というものなのだそうだ。

三角形のお米のような。どうやら徳島ではそば米汁というのを食べるらしい。そばを食べる時は必ずと言っていいほどそば米汁がセットになる。

全く知らなかった食文化。同じ日本なのに、この違いはなんなんだろう。面白いもんだ。

そーいえば、綿の木が飾ってあった。先生の奥さんは華道をやっているのだ。この花は何の花か聞いたら、クイズを返され焦った。見てすぐに綿かな?と思ったが、改めてクイズとして出されると、うーむ。と考えてしまう。

そういう事ってあるよね!

お孫さんのラムネクイズもそうだったけど、難しく考えない。シンプルに考えるということを忘れてしまっている。シンプルだってそれでいいのだ。

鴨の湯でほぼ貸切。遅い時間だと…

先生のご実家を後にし鴨の湯へ向かう。ここのお風呂屋さんは5回目。

来る時間帯によって混み具合が違う。今日は遅めの時間帯なので、ほとんどお客さんがいない。

ここの露天風呂で独り、空に浮かぶ月を眺めてゆっくりと疲れを取る。贅沢な時間だ。

ほら。ロッカーもいつもは人でごった返しているのに誰もいない。

夜の風呂は格別だ。いつもは夕方ぐらいに来るんだけど、夜の方がオススメだな。遅くまでやっているから来るなら20時~21時ぐらいがいいと思うよ!

歩き遍路30日目のまとめ

小屋に戻ると、先生が何やらバカでかい鉄板を出してきた。

野口明人
な、何だこれは!?

ビックリする僕に、イベントで焼きそばを焼くための鉄板だと説明する。

うーむ。本当に何でもあるのだな。文字通りの何でも屋が出来そうだ。

屋台でありそうなものを聞いてみたが、唯一わたあめを作る機械はないそうだった。

綿あめって縁日で売ってること多いけど、あのキャラクターなどが書かれている袋ってどこで売っているんだろ。著作権とかどうなんだろ。…って子供の時に考えてたので質問しようと思ったけど、綿あめの機械がないようなので、辞めておいた。

なんでも知ろうとするのは時に良くない事になるからなぁ。それをこの旅でも学んだ。うん。

人には踏み入れて欲しくない領域があるものだ。その距離感を取りながら接するのもすごく重要だ。なんでもかんでも100パーセントでぶつかるのが誠意ではない。

そんな事を思った『歩き遍路29日目』。

にゃんこ先生
ブヒーッ!!

スポンサードリンク

この記事が参考になったら広めて頂けると助かります。

コメントを残す