四国で歩き遍路22日目。星降る夜に、再スタートについて考えてみた結果…

『歩き遍路22日目』です。やっと晴れた。こんなにも星が綺麗だとは思わなかった!

色々な懐かしい場所を巡り、思いに浸る1日。僕は再スタートについて考えてみたのです…。

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歩き遍路の旅22日目。やっと晴れたぜ、おでん雑炊!手紙を書く。

どうも最近は朝が弱い。目覚ましをかけているのだが、その時間に起きても、寒くて布団を出られず二度寝してしまう。

僕は、寝坊した!と飛び起きると早々に布団をたたみ外に出る。

おや?いつもより雲が少ない。今日は晴れるのか。ご飯を食べる場所に行くとあねさんが起きていてご飯の準備をしていた。

僕はあねさんに便箋3枚をもらい、親に送る荷物に同封する手紙を書き始める。

そうしていると先生が起きてきたので、朝ごはんを食べる。今日のご飯はおでん雑炊。消化にいいらしい。美味しい。

構造改革。事務所と食卓を一緒にする。

今まで二階にあったパソコンだけを一階に持ってきたわけだが、床に正座して長時間操作するのはキツい。それに印刷もしなければならないという事で、二階にあったパソコンの机も持ってくる。

しかしこの机、パソコンのタワーとディスプレイを並べるにはチットばかり狭い。

横にあった冷蔵庫を横にどけて少しスペースを作りそこに台を置こうということになった。

うーん。これではタワーの前面が塞がれてしまう。しかもグラグラする。どうしたものか。そんな事を考えているとササっとあねさんは部屋の奥に引っ込んでいった。

おお!あねさんがどこからか持ってきた台が机と同じ高さだ!まさにこれのために存在したと思える「何か」の台!

これだ!これで完璧!

さてと、お昼にしよう。ここでの生活は何かと時間が過ぎるのが早い。いつも食べている気がしないでもない。

苦手な鯛の煮付けとあねさんとDoCoMo

お昼はこれ。鯛の煮付け。正直な所、魚が苦手な僕の中で鯛は1番の天敵である。骨多くウロコもあるのが理由。

しかし、ここで食べるものは何でも美味い。何でだろ。鯛も美味しいと感じた。ウロコも骨も全然気にならなかった。あねさんの料理の腕が良いのだろう。調理師免許を持っているし、ずーっとこの小屋で食事処をしていたわけで。

ここのあねさんの話。

ご飯を食べ終えると、僕はブログ製作に取り掛かる。ここにはインターネット回線を引いておらず、携帯の電波を使ってインターネットをする。いわゆるテザリングだ。

あねさんの携帯を使いテザリングをしている。契約容量は5GB。昨日データ容量が足らなくなって追加で1GBを1000円で購入したが、これから本格的にインターネットをしていくとなると容量が足らない。

そこで契約容量を月20GBに増やそうという事になる。5GBと20GB。その金額差はなんと1000円。途中で足らなくなって1GB購入するぐらいなら、月20GBにしようじゃないかという事だ。

そんな話をしていたが、「わかった!DoCoMoショップ行ってくるけん!」と、あねさん。

待て待て。なぜDoCoMoショップに。ここは山奥。DoCoMoショップに行くにも山を降りねばならない。そんな事をせずとも手元のスマホで変更出来る。

「そんなわけないじゃろー!!」と、あねさん。「いやいや、出来ますよ」と僕。そんな大事な事がポチポチするだけで出来るなんて信じられないのだそうだ。

僕は説明しながら容量変更の手続きをする。「え?これだけでええの?」とあねさん。「DoCoMoショップ行かんでええの?」

「信用してください。これだけです」

「はー、ホンマに私はスマホを使いこなせてないんやな。色々学んでいかなあかんなー」

自分の行動を信じず、DoCoMoショップの店員さんに全力の信頼を置いている所がちょっと可愛らしいと思った。あねさんは面白い。

今日の仕事はアワーズ、OURS、阿波ーズ。

ひと段落を終え、今日の仕事に取り掛かる。今日は先生のお店の商品を置かせてもらっているお店に商品を届けに行く。

アワーズ、アワーズと言葉で聞いていたのだが、僕はてっきりセブンイレブン的発想で”Hours”だと思っていた。時間を大切にするお店!的な。

しかし、見てみるとOURSだった。先生に聞くと、阿波とかけているのだそうだ。愛媛は松山、徳島は阿波、香川は讃岐、高知は土佐と、有名都市があるんじゃな、と。

車で通る潜水橋!

OURSの配達を済ませ、次の目的地へ向かう。先生が「今日はせっかくだから違う道を通ってみようか」と提案。

交通の便だけを考えれば、新しく出来た主要道路を通った方が良いけど、その道が出来る前に主要道路だった所もせっかくだから知っておいても良いだろうと。

僕は2日目に潜水橋を歩いて渡った事を思い出した。あの橋を車で渡りたい。ほな渡ろうかという事で車で渡る。

車は一車両しか通れない。ドキドキしながら渡る。

横を見ると素晴らしすぎる景色!これはいい。黄昏る。が、そうゆっくりもしてられない。なぜなら…

遠くの方に車が待っているからだ。

うおお。むっちゃ並んでるじゃないか。心なしか横を通り過ぎ間、全員の顔が険しい顔をしている気がした。

潜水橋を渡り、土手を上がる時に見えた景色はなんとなく清々しい。

先生ガイドで昔の町並みを走る。コレコレ事件…

土手を走りながら横を見るとすごくくっきり山が見える。多分阿讃山脈だ。空が澄んでいる。

綺麗だねー。

先生は昔よく通った道を紹介してあげようと、主要道路から脇道に入るように指示する。

しかし、ここであねさんの天然発動。先生が指示した道を何度もコレ?コレ?この道?コレ?と聞いてくる。

先生はその度に何度も辛抱強く道を説明する。コレコレ?コレコレ?コレコレ…。

先生
違うだろー!このハゲー!!

先生の怒り爆発。何度説明すればわかるんだ!その道だって言ってるだろ!!このハゲ!

…このハゲー!という言葉にその場が和む。ありがとう、豊田真由子さん。あなたはとても素晴らしい言葉を意味出してくれた。ありがたやありがたや。

先生が昔通った遍路道

どこか懐かしい雰囲気のある道。先生は昔はこの道しかなかったんじゃ、懐かしいなぁ〜としみじみ語る。

僕は20日前に通った遍路道を逆走している事に気がつく。あぁ。なんか懐かしさを覚えたのは、無意識にこの道を覚えていたんだなぁ。もう20日前か。

初日に通った第一札所の霊山寺の門。そろそろ再開について真剣に考えないとなぁ…と思いつつ人の役に立ってから旅立ちたいと心の中で思った。

先生の実家に行き、お米の精米を頼まれる

遍路道を抜け、先生のご実家に着く。そこで奥さんから精米行ってきてーと頼まれたので、あねさんを残し、先生と精米をしに出かけた。

なっとくしま!

最近はお米の袋もどんどん小さい物が出てきていると言う。

30kgのお米袋だと重くて持てない人が沢山増えたからだ。

そのうち人間が重たいものを全く持たなくなる時代が来るかもしれませんね…。と将来を予測する。昔の人は重いものを持っていたらしいよー。

そーかもしれんなー。と先生。なんとなく寂しい夕暮れ。

夕飯をご馳走になり、お遍路再開の日の事について考える。

今日のご飯はおでんとナス!これはご飯がススム!!奥さんはおでん食べたばっかりだったなら、教えといてー!と立腹なさっていたけど、美味しいものは美味しい。ご飯を食べ終えた後、奥さんとあねさんにお遍路出発はいつするの?と聞かれた。

僕としては45日で周ろうとしていた所、初日にこれはゆっくり歩こうと60日ペースに変更し、そして先生に出会う事で年内までに帰ればいいかと思うようになった。

その話をすると年内に帰るとなるともうすぐに出発しなきゃねと言われる。うーむ。そうなのか。

先生は僕にまだあんたは人生が長いけん、焦らんでいいよと言われる。そしてこのお遍路の旅も人生からみたら本当に一瞬の出来事じゃと。

確かにそうだ。先生と僕は2倍以上離れている。お遍路で使う日々は僕の人生の何千分の一だろう。

それなら、自分の納得のいくような旅にしたい。時間を決めるのではなく、目標を決めるのだ。

僕は昨日、人の役に立って自信を手に入れるのがこの旅の意味なのではないかと考えた。

とりあえず、今は僕に出来ることをやってもがこう。自分に出来るのは自分に出来ることだけ。それ以上でもそれ以下でもない。

僕がやった事が僕に出来る全てになる。

とにかく今思いつく事をやってみよう。それを毎日続けていれば、きっと結果はついてくるはず。

歩き遍路22日目のまとめ

ご実家を後にし、山を登る。星がとても綺麗だった。このブログで非常に残念なのは山の上で見える星を紹介出来ないことだ。

カメラに映らない。

ここで見える星は埼玉で見る星の数より圧倒的に多くて、近い。手が届きそうだ。そこで僕は考える。

目に届く星の光は何万光年も前のもの。今そこに見える星ももしかしたらないのかもしれない。

この世はすべて幻。

ここの小屋に来た人が言った言葉だそうだ。なんとなく理解出来る。今見えるものはすぐに消えてしまう。

それなら今見えるうちだけでも大切にしよう。

そんな事を思う『歩き遍路22日目』でした。

にゃんこ先生
夏草にゃ兵どもが夢の跡

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